5月は、東京競馬場でG1競走が5週連続で開催され、競馬が1年で最もアツい時期。さらに今年は、3年以上続いたコロナ禍が収束を迎えつつあることに加え、京都競馬場が約2年半の改修工事を経てグランドオープンするなど、盛り上がりに拍車をかけている。
ファンとしては、有力馬が集まるG1レースに目を奪われがちだが、実はお宝馬券が眠っているのは、この時期の“ウラ開催”だ。
「5月21日まで3場開催で、新潟でも開催があります。3連単の歴代最高配当である2983万馬券は、新潟で飛び出しているんです」(競馬専門紙記者)
そこで今回は、2年半のデータ空白期間が生じた京都開催は外し、新潟開催に絞った“万馬券的中作戦”を伝授していきたい。
■ローカル開催で勝負
昨年ローカル場として開催された1回と4回の成績を調べると、最も勝ち鞍が多かったのが西村淳也(23)。そして新人にもかかわらず、1勝差で2位だったのが今村聖奈(19)だ。
「今年の西村騎手は、リーディング8位(4月9日時点)と大躍進。高松宮記念や大阪杯など、G1にも騎乗しているため、新潟参戦は減るかもしれません。その分、新潟で乗るときは勝負気配です」(競馬ライター)
■美人騎手の狙い目は?
一方、今村の同競馬場における昨年の成績を見ると、注目すべきはダート1200メートル。複勝率は50%、単勝回収率も125%と、まれに見る数字の高さを記録している。
「彼女が持つ、天性のスタートのうまさがフルに生きるのがスプリント戦。芝に関しては、根幹距離(400で割れる距離)でしか勝利していないが、人気薄の馬を持ってきている。こうした“得意条件”で人気薄のときは、狙い目です」(前同)