■鈴木誠也や菊池雄星も!
そんなダルと同じナ・リーグでは、侍入りを泣く泣く辞退した鈴木誠也(28)と千賀滉大(30)も存在感を見せている。とりわけ、千賀の代名詞“お化けフォーク”は、現地でも大評判だ。
「制球には苦しんでいる感もありますが、三振を奪うたびに“ゴースト”のボードが掲げられるなど大人気。一方の鈴木も、攻撃力の上がったカブス打線で不動の存在。本人も手応えを感じているようです」(同)
開幕5連勝の菊池雄星(31)も忘れてはいけない。
「日本では大谷、吉田に本塁打を浴びた場面ばかり流れましたが、菊池が悪かったのは、あの試合だけ。課題の制球力も、今季は与四球率が1点台。最激戦のア・リーグ東地区で戦うブルージェイズにとって、彼の活躍はうれしい誤算」(同)
■阪神時代と変わらない制球難
軒並み好スタートを切った日本人選手たちだが、ただ一人、地獄に喘ぐ男がいる。藤浪晋太郎(29)だ。
阪神時代と、まったく変わらない制球難による自滅を繰り返し、地元メディアから「今年最悪の契約」との辛辣な声が上がっている。
「それでも彼を使わざるをえないほどアスレチックスの層は薄い。ある意味“いいチームに入った”と言えるかもしれません」(同)
アスレチックスは、5月8日に借金20に到達。チーム防御率は7点台。観衆動員も3000人未満と低迷。
「チームがどん底なので、藤浪にもチャンスがありますが、このまま状態が上がらなければ放出されるはずです」(前出のメジャーリーグ担当記者)
侍たちの活躍に注目だ。