大谷翔平は日本人メジャー初「ホームラン王になる!!」鉄板根拠「15」!の画像
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 体格やパワーで劣る日本の選手が到達できなかった「夢の頂」。真っ向勝負を挑む若き侍の肉体と技術の進化に迫る。

 我らが“二刀流”エンゼルスの大谷翔平(28)が、メキメキと調子を上げている。

「今季は、奪三振王と本塁打王のWタイトル獲りにも期待がかかる。目下、奪三振数はア・リーグ2位(6月7日時点=以下同)。本塁打も“宿敵”アーロン・ジャッジ(ヤンキース)に次いで、ヨルダン・アルバレス(アストロズ)と並んで2位と、十分狙えるに位置にいます」(スポーツ紙記者)

 とりわけ、注目したいのが、獲得となれば日本人選手初となる本塁打王の行方だろう。

 当の大谷自身も一時、囁かれた“不振説”など、どこ吹く風。2本差で快挙を逃した一昨年と同じペースで、快音を響かせている。

 そこで今回は、「今季こそ本塁打王を獲れる!」と、信じるに足る15の根拠を分析。日本中が待望する「本塁打王・大谷」の爆誕を完全シミュレートする。

■6月が大得意、マイク・トラウトとトラウタニ

 まずは外的要因から。

 真っ先に挙がるのは、大谷が6月を大の得意にしているという事実だ。

 実際、現地時間3日のアストロズ戦では、自己最多タイの1試合4安打。今季早くも3度目となる“サイクル未遂”も記録した。

 大リーグ評論家の福島良一氏も、こう補足する。

「一昨年は、出場25試合で打率.309、13本塁打、23打点で自身初の月間MVPにも選ばれました。5割超で一流とされる長打率は、驚異の.889。昨季も、本塁打こそ6本でしたが、一昨年を上回る28安打で打率も.298。同月21日のロイヤルズ戦では、3ラン2発を含む日本人最多の1試合8打点を挙げています」

 しかも、フィル・ネビン監督は、量産態勢に入った大谷をチームで最も多く打席が回る1番に起用することも。大谷に、1打席でも多く打席が回れば、それだけ本塁打を打つチャンスも増えることになる。

「1番に大谷を置く最大のメリットは、続く2番に強打者マイク・トラウトがいることで生まれる相乗効果。相手投手からすれば、トラウトの前に走者を置くことだけは是が非でも避けたい。となれば、前を打つ大谷とは、ストライクゾーンで勝負せざるを得ませんからね」(前同)

 この“トラウタニ”コンビは、今や大リーグでも屈指の破壊力を誇っている。

 仲のいい盟友としても知られる二人が、お互いを高め合えば、さらなる本塁打増も期待できる。

「アベック本塁打の“トラウタニ弾”が出た試合は、チームも全勝。ジャッジのいるヤンキースにも、ジャンカルロ・スタントンというマーリンズから来た2度の本塁打王に輝く主砲がいますが、移籍後は故障も多く、そこまで結果も出ていません。コンビネーションという部分では“トラウタニ”に分があります」(同)

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