■焼肉やステーキは?
夏バテを予防しようと、スタミナ補給を目的とする食事にも大きな落とし穴が。焼肉やステーキなどの肉類ではなく、魚にすべきだという。
「血液粘度といって、コレステロールや中性脂肪を作りやすい肉類ばかり食べていると、血液が一般に言うドロドロの状態になりかねません。夏の栄養源としては、魚が最適です」(同)
■サウナや水風呂も注意
また、汗を流せてスッキリすると、近年、愛好者が増えているサウナや水風呂にも、注意が必要だ。
「サウナを出て、急に冷たい水につかると、血管が急激に縮小し、脳卒中や心筋梗塞のキッカケになります」(前同)
■血圧が下がりすぎると…
最後に、高血圧のシニアの人に、岡田氏がこう言って警鐘を鳴らす。
「70代以上で降圧剤を服用している人は主治医とよく相談してください。高齢者の場合、血圧が下がりすぎると、脳が虚血状態に陥って、脳卒中のリスクを高めます。特に、血圧が下がりやすい夏は、高齢者がトイレなどで、この状態に陥り、突然死する例も、けっして少なくないんです」
正しく対処すれば、脳卒中や心筋梗塞も怖くない!