■ミキがセンターを務めたワケ

 キャンディーズを世に送り出した音楽プロデューサーの酒井政利氏(故人)は、生前、本誌に、このように語っていた。

「引退間近のシングル『わな』に限ってはミキがセンターを務めています。というのも、事前に、ランとスーから、“この曲はミキをセンターにしてはどうか”という提案があったんです。ミキにも思い出を作らせてあげたかったんでしょう」

■解散後の生き方は三者三様

 強い絆で結ばれた3人だが、解散後の生き方は三者三様だった。

「ミキは芸能界に未練がなかった。残る2人は女優として復帰しましたが、ランがマイペースであるのに対し、スーからは“芸能界でやっていきたい”という強い意思を感じました」(石川氏)

 やがて、全員結婚したが、その後も交流は続いた。

「水谷豊さんによれば、よく水谷家に3人が集まっていたとか」(前出の芸能プロ関係者)

 しかし、2011年にスーが55歳で他界。葬儀では、生前に録音された音声メッセージが公開された。

〈幸せな、幸せな人生でした。(中略)特にランさん、ミキさんありがとう。2人が大好きでした〉

 ファンは、これに感涙。

「『紅白』では、往年のヒット曲を歌うでしょう」(前出の芸能記者)

 大みそかが待ち遠しい!

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