■ソフトバンクは未知数

 では、ライバル・ソフトバンクはどうか。

「最大の差はまさに、その投手力。しかも、指揮官が替わったばかりで、その采配力は未知数です。

 15年の第1回プレミア12での戦いぶりを見る限り、小久保裕紀監督からは、そこまでの“勝負勘”を、私は感じませんでした」(前同)

■台風の目は中日と日本ハム

 最後に、藪氏に24年ペナントで、台風の目となりえるチームを聞いた。

「期待も込めて中日と日本ハム。投手力には定評がある中日にとって、中田翔(34)の加入による打線強化は、これ以上ない補強です。

 日本ハムも、左腕の加藤貴之(31)を引き留め、山崎福也(31)をFAで獲得と、かなり本気。万波中正(23)と清宮幸太郎(24)が本格化すれば、相当、面白い存在になりますよ」

 現時点における藪氏のセ・パの順位予想は、1阪神2巨人3中日4広島5DeNA6ヤクルト、1オリックス2日本ハム3ロッテ4ソフトバンク5西武6楽天、とのこと。

 24年シーズンはペナントレースに、どんなドラマが待っているのか。3月末の球春到来が、早くも待ち遠しい!

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