■ワールドシリーズ制覇“世界一”へ
日本人選手の活躍もあり、ドジャースは過去10年で9度の地区優勝。昨季も、100勝に到達し、ぶっちぎりVを果たした。ただ、ワールドシリーズ制覇の“世界一”は、2020年のみに終わっている。
「大谷と山本が加入したことで、ドジャースは今季のワールドチャンピオン最有力候補に躍り出ました。ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンというメジャー最強の1、2番の後に大谷が入る強力打線とクレイトン・カーショーと山本の左右エースは、他球団の脅威になるはず」(福島氏)
この大補強は、「バランスを考えると、山本は他球団に行ったほうが良かったんですけどね」と福島氏が思わずこぼしてしまうほど。だが、ナ・リーグのライバルチームも黙ってはいない。
■侍JAPANコンビ松井裕樹、ダルビッシュが立ちはだかる
「身近なところでドジャースのライバルになるのは、開幕戦の対戦相手である、西地区のパドレスでしょう。楽天から松井裕樹(28)を獲得し、ダルビッシュとともに“侍JAPANコンビ”が立ちはだかりそうです」(前同)
さらに同リーグには、個性派球団も存在する。
「ブレーブスは、東地区で6連覇中。メジャー史上初の40本塁打・70盗塁を達成したロナルド・アクーニャJr.や、本塁打と打点の二冠王に輝いたマット・オルソンらは、大谷と山本にとって最大の強敵になるでしょう」(同)
大谷・山本がけん引する日の丸ドジャースが、世界一に向けて動き出した。