コンビニからドンキまでどこでも買える!ビタミン&食物繊維「焼きイモ健康法」の画像
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 かつては寒い季節の風物詩だった焼き芋。だが、近年、1年中食べられる“シン国民食”として、一大ブームが巻き起こしていることは、ご存じだろうか。

 昨年1月31日放送『マツコの知らない世界』(TBS系)の「焼き芋特集」に出演し、365日焼き芋を食べるという焼き芋アンバサダーの天谷窓大氏が話す。

■焼き芋アンバサダー天谷窓大が語る

「僕が初めて焼き芋フェスを開催した2017年以降、似たような焼き芋フェスが全国に広がりました。今ではドン・キホーテやスーパーで1年中買えるし、専門店もできたし、食品メーカーもこぞって焼き芋スイーツを作っている状況です」

 ドンキやファミリーマートは『紅はるか』や『シルクスイート』、スーパーのヤオコーは『紅天使』など、各社が甘さとうまさにこだわった品種を使用。さらに、専用の機械で保温されているため、今やいつでもホクホクの焼き芋が楽しめる。

 天谷氏によれば、最近はコンビニに並ぶ“冷やし焼き芋”も人気だとか。

「あえて冷やして、しっとりさせて食べるのがはやっています。ほどよく水分が抜けて、芋ようかんのようなもっちり食感になり、冷えたことで甘みを感じやすくなるのです」(前同)

■歴史が証明する栄養豊富さ

 この焼き芋を食べるメリットは、実はうまさだけではない。医学博士の板倉弘重氏が、こう語る。

「飢饉で米不足に陥った際、サツマイモで飢えをしのいでいた史実があるように、サツマイモが栄養豊富であることは歴史が証明しています。世界的にも、東南アジアを含め主食として利用されています」

 サツマイモに含まれる栄養素も、豊かだ。

「脂肪が少ない上に熱量が多く、食物繊維が豊富。さらにヤラピンという加熱しても減少しにくい整腸作用のある成分や、さらにミネラルやビタミンC、ビタミンB1、B2なども含んでいます」(前同)

■生活習慣病にも効果

 そして、食後血糖値の上昇度を示す指数のGⅠ値は「白米が84に対し、サツマイモは55」(同)。つまり、糖尿病など生活習慣病が気になる中年の味方でもあるのだ。

「ただ、焼き芋は熱により水分が失われ濃縮されるため、GⅠ値が8085に上がるんです。その場合、食物繊維が豊富な皮と一緒に食べるのがオススメ。そうすると、血糖値上昇が低くなります」(同)

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