■佐々木朗希も食べていたコッペパン
花巻東高校時代に足繁く通っていた飲食店も、極めて庶民的な店ばかり。
「同郷の佐々木朗希(22)も食べていた『福田パン』のコッペパンは、どれも180円前後ですし、高校近くのラーメン店『バガボンド』で食べていた“やわらか肉丼”は、特盛サイズにしても500円強。
甘党の彼が“ご褒美”で食べていた『ファーストフード』なる店(閉店)のチョコバナナクレープも、別店舗で復刻した現在でも430円」(地元紙記者)
■ほとんどお金を使わず
なんとも親近感が湧くが、プロ入り後の生活はどうだったのか。
12年の5位指名で、大谷とは同期だった新垣勇人氏は、こう言う。
「ウェアや用具は、球団が契約しているメーカーから支給されますし、食事や移動、宿泊はもちろん球団持ち。日本にいる間はずっと寮生活で、洋服や車、外食などに一切興味のなかった翔平は、ほとんどお金を使ってなかったと思います」
それでも、大谷が何か買っていたものを思い出してもらうと… …。
「新人時代に唯一、車を持っていた僕の運転で寮の近所のスーパーに行ったとき、お菓子やジュースを買うくらい。本当に、それくらい」
■“人たらし”たる凄味
無趣味で娯楽にお金は使わないが、それでいて人付き合いが悪いわけではないのが、“人たらし”たる彼の持つすご味だ。
「当時から稼ぎは僕より断然、上でしたが、彼は本当に“おごられ上手”。“カキさんは大人じゃないすか”“出したら格好いいですよ”なんておだてられて、一緒に食事に行っても、支払いはだいたい僕(笑)」(前同)