■若いカップルも多い
米川「実際、お客さんも若い人が多かったんです。20代ぐらいの若いカップルもたくさん来ていて、ビックリしました。
だけど、それを見て“あ~、やっぱり今の若い人も本当は、ちゃんとした江戸前寿司を食べてみたかったんだ”と実感したんです」
ゆま「めちゃくちゃ分かります。だって、高級なお寿司屋さんって、注文の仕方もよく分からないし、“お任せ”にするのが一番なのかとか、食べ方は、これで合っているのかとか、失礼なことをしていないかとか、不安ですもん(笑)。
でも、回転寿司となれば慣れているから、入りやすいんですよね」
米川「男性としても、本格的な江戸前寿司のお店に慣れておけば、デートコースに組み入れられます」
ゆま「それ、大事です! 高いお寿司屋さんにさらっと入れて、自然と注文できる男性って、かっこいいです」
■九州の名店
米川「話が少しそれましたね。西日本の回転寿司では、僕が九州に行くと必ず出向くのが、福岡の『ひょうたんの回転寿司』さんです。ここは、とにかく回っている寿司のネタが普通じゃないんです」
ゆま「普通じゃない!? どんなのがあるんですか?」
◆福岡でしか食べられない新鮮な海の幸
米川「福岡でしか食べられない新鮮な海の幸がそろっていて、どの寿司にも職人さんの一手間が加えられているんです。
だから、レーンで回ってくると、もう、おなかいっぱいなのに、つい手が出てしまう。“これを今逃したら、もう会えない”と(笑)」
ゆま「回転寿司ならではの楽しみですね」
米川「おっしゃる通りで、回転寿司の魅力は一期一会。今、目の前にあるネタを取るか取らないか。ここは、そういう悩む楽しさを存分に味わえるお店です」