■新幹線レーンで来る『かっぱ寿司』

ゆま「あ~、ますます回転寿司を食べに行きたくなりました。最近、新幹線レーンで来るお店もありますよね。あれも楽しい」

米川「新幹線は『かっぱ寿司』さんですね。注文してから運ばれてくるスピードも本当に速くなりました」

ゆま「昔はもっと、ゆっくり回っていましたもんね」

米川「回転寿司は日々進化しているんです。ゆまさんの年代は知らないと思いますが、昔の回転寿司はお茶もレーンで回っていたんです。ただ、それだと掴み損ねて、“熱い!”とヤケドする人が続出しました。

 それを受けて、次はお茶の入ったポットを回したんですが、これも不評。その次に現れたのが、お茶用のレーン。でも、これも注ぎにくいわ、ずっとお茶が流れているから味も濃くなるわで、クレームが殺到したんです(笑)」

■お客さんのクレームから進化

ゆま「そういう歴史があって、今のお茶の粉を入れて、お湯を注ぐスタイルが確立されたんですね」

米川「回転寿司はお客さんのクレームから、進化しているんです。ちなみに三大クレームといわれているのが、“注文してから遅い”と“違ったものがくる”と“注文しても来ない”」

ゆま「今はタブレットで注文するようになって、間違いはなくなったし、高速レーンにもなった。お客さんからのクレームに応えてきた結果なんですね」

■世界に誇れる文化

米川「はい。今後は、もっと良くなると思います。なんといっても、回転寿司は日本の世界に誇れる文化ですからね」

ゆま「お話を聞いていると、おなかが空いてきちゃいました(笑)。この後、食べに行ってきます!」 (おわり)

よねかわ・のぶお 1966年、東京都生まれ。1970年、大阪万博で元祖寿司と出合い、回転寿司の魅力に取りつかれる。以降、回転寿司評論家として活動中。

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