海上自衛隊「護衛艦かが」の魔改修が完了!「日の丸空母」驚異の実力の画像
写真はイメージです

 覇権国家・中国の動向が、東アジア情勢に緊張感を生んでいる。

「今世紀に入り、中国は米国に対抗するために軍事力の増強に余念がない。同時に、“一つの中国”を旗印に、台湾への圧力も増しています」(全国紙国際部記者)

台湾有事が勃発すれば

 仮に「台湾有事」が勃発すれば、米国はもちろん、日本も無関係ではいられない。その際、重要なのが、空母の運用なのだという。

「ざっくり言えば、空母は“動く航空基地”。航空戦力を攻撃目標の近くまで運ぶことで、機動力は格段に上がります。真珠湾攻撃で旧日本軍が米軍に大打撃を与えたことで、この用兵法は一気に主流になりました」(軍事専門誌記者)

 つまり、空母は、「他国に攻め入るための巨大兵器」とも言えるのだ。

「中国は、12年に初の空母『遼寧』を就役させて以降、現在は4隻目となる空母を建造中です。新艦は動力に原子力を採用するとの情報もあります」(前同)

日本の安全保障に新たな脅威

 それらは日本の安全保障にとって、新たな脅威となっているという。

「近年、中国は南西諸島から太平洋へと、武装した海警船による領海侵入を繰り返しています。万が一、中国が空母で我が国の南西諸島などの島しょ部を攻撃した場合、那覇基地から飛び立つ日本は絶対的に不利になります」(同)

  1. 1
  2. 2