天才CMプランナー グ スーヨンが教える「いいかげん学習法」



今回からいい加減な大量読書法を解説しようかと思ったんですけどねぇ。
このコラムを書籍化しようとすると、もっとページ数を稼がなきゃいけないことに気がついちゃたので、次回からに延期させていただきます。

ところで、前回書いた中で「若いうちに、いろんな経験をしてみたいっす」的なことを恥ずかし気もなくほざく人たちの話をしましたよね。
こんな風にほざく奴らは、「忙しくて本読む時間が無いんですぅ」とかほざいてて、たいていの場合○○ブックとかツ○ッターとかの友達がたくさんいるんですよ。おまけに日記のような垂れ流しコメントを大量に排泄してる。

オマエのマスターベーションなんか見たくないっつーの!失礼しました。

それで次には、
「友達というか、ファミリーっていうか、仲間との絆が一番大切なんすよ」
とくるわけです。
まったく正しいことを言ってます、私は正義の味方です的なドヤ顔で。
はぁ~(ため息)
そりゃ大切じゃないとは言わないけど、そこまで言うほど大切か?
○○ブックの友達のために死ねるのか?
そんなに濃い友達関係も美しいんでしょうけどねぇ。
オレは、ハッキリ言って勘弁してもらいたい、ゴメン被りたいです。

とか言いながらケータイが鳴る。
「元気ぃ?」
昨日会っただろっ、元気だよっ。
「今ヒマしてる?」
ヒマじゃねーよっ、いっぱい本読まなきゃイケナイんだよっ。
「オマエも頑張ってるのになぁ…」
なんだよそれ、慰めてんのか?落としてんのか?どっちなんだっ?。
「みんなで飲んでるんだけど、こっちに来ない?」
だからヒマじゃねーつってんだろっ。
「じゃあ、少しだけ顔出すよ」てな展開になる(そもそもこの時点でダメダメ)
そして、
「じゃあ、そろそろ帰るよ」
「いいじゃんかよ、もう一軒行こうよぉ」
当然ながら、翌日は二日酔いで使い物にならないガラガラ声のオレ様。
もう無理、こんな生活もう無理です。

バカは、自分じゃ気がつかないうちに感染するんです。
そういうわけで、一切合切全部を友達のせいにしてしまおう!


という自分も悪いんですが、友達を選んで付き合うのは、自分が成長する上でとても大事なことです。
友達という名の土足で心の中に踏み込んでくる人たちは、毒にはなっても薬になることはありません。
友達は、信頼できて尊敬できるヤツが2、3人もいれば、まったくぜんぜん困らない。
要するに、ダメな友達とのくだらない会話や傷の舐め合いで、現実から逃げている、考えることから逃げてるだけなんですね。

良い友達とダメな友達の見分け方は簡単です。
ダメな友達は、アナタのことを慰めたり褒めたりしてくれます(優越感の裏返しですね)反対に良い友達は、決してむやみにアナタのことを褒めません、むしろ叱ったり苦言を呈してくれます。
自分の気持ちを楽にしてくれる友達は、完全にダメな友達ということです。友達に逃げようとするアナタの思考を止めてくれる、アナタを戒めてくれる人こそ、真の友達です(断じてMではございません、どちらかというと完璧なドSでございます)その上、本をたくさん読んでる友達は貴重ですね。小説ばっかりとかビジネス書ばっかりじゃなくて、いろんな種類の本を大量に読んでる友達は確実に重宝しますよ。(本をたくさん読んでるから、むやみに人を褒めたりしないのです。褒めると成長が止まってしまうのを知ってるからね)

余談ですが、昔の人は良いこと言いました。
『その人を知るには、その人の友達と本棚を見れば分かる』
はい、そこの人、見られると情けないバカな友達がいっぱいいますねぇ~

自分の人間性を向上させたり、アイディアの溢れ出る魅力的な人間になりたかったら、友達を選んで不要な友達を捨て去り、本を読む時間をつくる以外の方法は無いのです。

それじゃ、いろんな経験をしようなんてことは、とっととあきらめて、大量の本を読もうじゃないですか!
いい加減でいいんです。この学習法の基本です。
ドッカーンと1週間10冊、1ヶ月で40冊を脳ミソに詰め込んでしまいましょう!それでも1年で、たったの480冊しか読めないんだから!!!!
たったの、たったの、たったの480冊、10年続けても、たったの4800冊しか読めない。出版大国日本に住んでいて、そんなにもったいないことって他にあります?

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