大量に本を読めという話をすると、低レベルのいろんな泣き言が返ってくる。
「目が疲れて、たくさん読めないんですよ」
ドラッグストアに行って、目薬を買って下さい。
最近じゃ疲れ目に効く良い目薬が、たくさん売ってますから~
「本読み出すと、すぐ眠くなっちゃうんですよね」
立って読めよ。
コーヒー飲めよ。
ドラッグストアに行って、カフェインドリンク買って来い。
「早く読めなくて… 速読とかできないんです」
速読なんて、オレもできねーよ。
「分からないと、何度も何度もページを行ったり来たりしちゃって」
初めて読むんだから、分からないのは当然です。
バカのクセに、最初からすべて理解するつもりで読むんじゃないの。
「難しいのが無理、面白くないと、読み続けられない」
お楽しみのために、本を読むわけじゃないんだよ~(これ重要!)
勉強のために読むんだよ~
楽しんじゃダメだよ~

改めて目的を確認しましょう。
アナタが本をたくさん読むのは、なにも学者や専門家、批評家になりたいわけじゃないんだよね。たぶんなれないし(何歳か知りませんが)
アイディアがボロボロと溢れ出てくるための準備のために、読んでるんですよね。
脳みその中に無いものは、どうやったって出てこない!
そのための大量読書術です。(学者さんや専門家の人の、じっくり読まなきゃイケナイ本は、もちろんじっくり読んでください)

前回の2で質問というか、ご指摘があったのでちょっと補足します。
目次を眺めるというのは、買った本全部の目次を眺めて、その中での順列を決めるということです。もちろん、中のページをパラパラしてもいいけど、目次に絞れば、カンが働きやすくなって判断しやすいです。
それでは、3段階に進みましょう!

3.パラパラめくって、ページの角を折る
2の目次を眺めて一番信用性の高いと感じた本を手に取ります。
なんとなーくパラパラめくって、大事なことが書いてそうな箇所を見つけてください。
なんとなーくここら辺りに大事なことが書いてあるんじゃないかなぁ?と思ったら、ページの角を折っておきます。
絶対に読み込んではいけません。
なんとなーくです。文章の流れをカンで見ていきます
本によって異なりますが、だいたい1冊で30ページから40ページくらいになるでしょう。

4.折ったページだけ読んで、重要だと思ったところに赤線を引く
その折ったページだけをいいかげんに読みましょう
折ったページのところだけでいいんです。
そして、ああ、これだな!と思った重要な文章に赤線を引きます。
ここでも考えてはいけません。
なんとなーく重要だなと思うだけで充分です。
ここまでの所要時間は、だいたい40分から1時間程度にしてください。

5.赤線を引いたところだけをノートに書き写す
どんなノートでもいいです。
ボクの場合、小さめの手帳なんかを使っています。
最初に日付を入れて、本とタイトル、著者名、出版社などのデータを書き込みます。
で、赤線を引いたところだけをあんまり考えずに書き写します。
深く考えちゃダメです。
重要! 書き写した文章の、元本ページ数を忘れずに書き留めておいてください。(これも重要)

キレイな字じゃなくても、まったく構わない。
後で自分で解読できればいいでしょ。
何冊も何冊も、どんどんノートが増えていくのが何とも言えない快感になってくるんですよねぇ。へへへへ

1冊目は、これで終了!
1冊だけでも、もうすでになんとなーくイメージが浮かんでくるはずです。
書くスピードの個人差はあるけど、2時間もあればOK!

じっくり読むよりも、なんとなーく少し掴めたような感覚があるはずです。
あら? 信じてない顔だなぁ?
ウソだと思うなら、やってみれば?
次は、残りの2冊を読みましょう! 来週ね!

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