野田と高市はセットで解任へ

将来の総理候補と言われて久しい進次郎氏、奇想天外な話が囁かれている。

安倍首相が、師である小泉純一郎・元首相の引き上げで幹事長に就いたのは03年。当選3回のときだった。

「そこで幹事長に就いたことが、安倍氏の出世の糸口になった。それと同様、今回、進次郎氏を幹事長に大抜擢……まさか、まさかの話ですが、そんな話も首相周辺からは漏れ伝わってきています」(前同)

晴れて入閣となれば、外されて泣きの涙となる者も当然出る。党の要職として起用され、次こそは内閣入りをと狙っていた2人だ。「野田聖子総務会長(53=当選7回)と高市早苗政調会長(53=当選6回)の2人は、セットで解任が濃厚と見られています」(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)

野田氏は、ここにきて、安倍首相の集団的自衛権に反旗。非主流派(反安倍)へと転じ、近い将来の"日本初の女性首相"を目指して"遠回りという近道"を走り始めたのだ。

「高市氏は、"ASKA問題"でクローズアップされた人材派遣大手パソナから、地元事務所に事務員を無償で派遣。これが"ヤミ献金"にあたるのではと指摘され、問題視されました。早々にお引き取りを、となったようです」(前出・ベテラン政治記者)

このパソナ問題では、"迎賓館"で接待を受けた田村憲久厚労相( 49=当選6回)をはじめ計8閣僚の更迭も、真相解明を前に必至と見られている。

翻って、今改造最大の焦点となるのが、石破茂幹事長(57=当選9回)の処遇。

「幹事長続投か、野に下るかは別にして、"大臣としての入閣は首相に取り込まれる"と、絶対拒否の姿勢を崩しておりません」(前出・浅川氏)

対する安倍首相だが、「来年4月の統一地方選を石破幹事長に仕切られては、さらに力をつけられると絶対阻止の構えです。今後、組閣の実行部隊長・菅義偉官房長官がマスコミに"難の折、石破氏には外相を受けてほしい"など、褒めそやす情報をマスコミにリーク。

石破氏が入閣せざるをえなくなるよう、菅官房長官は権謀術数の限りを尽くし、石破氏の外堀を埋めにくると思います」(前同)

改造人事の出来次第では、党内の不満が一気に噴出する大博打。
はたして、安倍首相の手腕や、いかに‼

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