落合GMが緊急面談の場で…

この一件が二軍だけではなく、一軍にも広まり、チーム内からは不協和音が聞こえてくるようになる。

「これを見て"橋爪がかわいそうだ"となり、若手からは"二軍に落ちたくない"と試合どころではなくなってしまった。そんな状況を耳にして、動き出したのが落合博満ゼネラルマネージャー(GM)です」(前同)

佐伯監督は現役当時の11年に、横浜を自由契約となった。そこで、「左の代打の切り札」として獲得したのが当時、中日の指揮を執っていた落合GMだった。

今季、二軍監督に就任したのも、そのつながりからという話もある。愛弟子である佐伯二軍監督の行動は、落合GMの目にどう映ったのか。

「7月16日に、落合GMは佐伯二軍監督と緊急面談をしたんです。そこで強めに、"暴力はやめておけよ!"と一喝したといいます。というのも、GMは監督時代から、コーチ陣に"暴力を振るったら辞めさせる"と通達していたほど、暴力反対派なんです。今回も、最初は落合GMもオカンムリだったようですが、佐伯二軍監督の熱い部分が今の中日には必要だとして、注意のみで終わり、事態も収束したようです」(前出・スポーツ紙記者)

今回の一連の騒動について中日の広報に問い合わせたところ、「いろいろ取材しての問い合わせだろうとは思いますが、広報で答えられるのは"そういう事例はありません"ということだけです」とのことだった。

チーム内の動揺が、CS争いにどう影響するのか。落合GMをはじめ、首脳陣の手腕が問われる。

本日の新着記事を読む

  1. 1
  2. 2