正捕手に復帰して打撃も復調

実際、巨人の首脳陣はどう考えているのか。

「巨人の正捕手の座を狙う小林は強気のリードが持ち味ですが、まだまだ大味。展開次第で打ち込まれることも多いし、投手の心理がわかっていない。巨人首脳陣も小林にまだまだ全幅の信頼を置けない現状では、今すぐ阿部にマスクを脱がれては困るはず」(巨人番記者)

球団側としても「キャッチャー・阿部」の力がまだまだ必要で、しばらく「正捕手」としてマスクをかぶってほしいようだ。

「8月に入って、4番に戻った阿部は、首の痛みも取れてきたのか、徐々に本来のバッティングを取り戻してきました。8月22日から再び正捕手に戻ったこともあって、好調ぶりに拍車がかかってきたようです」(前同)

首位決戦となった8月26日の阪神戦。試合の流れを決定づけたのは、阿部がメッセンジャーから放った追撃の15号2ランだった。

「やはり、阿部がマスクをかぶり、4番を打ってこそ巨人らしさが出る」(同)

阿部の"キャッチャー引退"の時期が近づいていることは否定できない事実だが、巨人にとっては、まだまだ「4番キャッチャー・阿部慎之助」の力が必要なようだ。

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