『恐怖の心霊報告書』読者投稿24 事故部屋の画像
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新居で暮らす同僚が無断で休み始めた!

同僚の鈴木が入社3年目の春に1人暮らしを始めることになりました。5階以上のマンションの4階にある、その部屋は南向きの1DK。家賃は同エリアの相場の半額だそうです。

もうこの時点でビンゴ! 間違いなく事故部屋ですが、鈴木は「自分は大丈夫!」と、その部屋に入居しました。

新居で生活し始めた鈴木を誘って居酒屋に行きました。しかし30分としないうちに、そわそわし始めました。
「彼女が家で待ってるんだ」
と帰ってしまいました。

その後、鈴木の生活は日を追うごとに乱れていきました。そして、会社を休むようになりました。初日、2日目は電話で連絡があったそうですが、3日目以降は無断欠勤です。

電話にも出ない鈴木を心配して部屋を訪れました。玄関のチャイムを鳴らすと、すぐにドアが開きます。鈴木です。

その瞬間、湿気を含んだ熱気が、体にまとわりつきます。すさまじく異常な室温です。
「早くドアを閉めて」
いわれるまま玄関に入りドアを閉めます。

「なんで会社を休んでるんだ」
「彼女を1人ぼっちにさせたくないから」
「今も部屋にいるのか?」
「いるよ!」

そう言われて玄関を確認しましたが、女性ものの靴は見当たりません。

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