男として"生きる喜び"を得る

「もちろん、セックスをしたからといって、状況が良くなるワケではない。しかし、何もかも"うまくいかない人生"の中でも、性の快楽は楽しめるんですね。昔の昭和の男と女は、それをよくわかっていた。実際、あの時代は今よりも貧乏だったのに、ヤリまくって、子どももたくさん作っていましたから」

昭和の男女の性愛を追求したヘンリー監督が到達した「エロスの極意」。それは、性の快楽によって、人は救われるということなのだ。

ちなみに『セックスのすすめ』には、〈苦しい時〉のほかに、〈悔しい時〉〈淋しい時〉〈悲しい時〉〈不幸せな時〉、そして〈幸せな時〉の6編のドラマが収録されている。
「セックスする相手がいなければ、マスターベーションをすればいい。セックスは一人でもできるのです。好きな異性を想ってマスをかけば、わずかな時間であっても、男は強いオスであることを思い出し、"生きる喜び"も味わえるのです」

ポルノを通して、人生の何たるかを教えてくれるヘンリー作品の数々。さらには、11月25日には同タイトルで初の自叙伝『セックスのすすめ』(双葉社刊)も発売される。

「昭和の古き良きセックスに始まり、男とはどうあるべきか、私の好色一代記、さらに昭和の性愛術も書いております。中高年からシニア世代の男性にぜひ、読んでいただきたい」

2000本ものポルノ作品を手がけてきた名物監督の熱き言葉に、オスの野生を蘇らせろ!

*ヘンリー塚本監督『セックスのすすめ』については日刊大衆RXでもご紹介しています!

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