被害者が語る恐怖体験「隣の"毒婦"に放火され…」

会社社長D氏(当時は50代前半)の神奈川県川崎市の約100坪の豪邸が放火により全焼したのは、今から十数年前のことだった。
その半年ほど前、隣の家の玄関前でボヤが発生しており、警察はその家の女・Xを犯人と睨んだという。
「ボヤの1年ほど前、奥さんが急死して失意の70代のご主人のところに、結婚相談所の紹介で嫁いで来たのが当時45歳のX。警察の話では、一度放火に失敗したXは、再度自宅を燃やすのは疑われるので、うちを燃やして延焼させ、火災保険金をせしめようとした、と。というのも、警察がXの過去を洗ったら、それまでに高齢者と3度結婚し、いずれも相手が死亡したり金銭トラブルを起こしていたことがわかったからだそうです」(D氏=以下同)

Xは、この隣人の資産を狙ったのだが、夫が財布の紐を握り続けたことから、放火することを考えついたようだ。
放火の直後、Xと隣人は離婚。そしてXは警察から10度以上の事情聴取を受け、ウソ発見器にもかけられたが、まったく落ちなかったという。
「私たちの命は無事だったものの、室内で飼っていた愛犬2匹は焼死し、手続き不備で、火災保険が1円も出なかったんです。うちの女房が"許せない"とXを調べたら、離婚の際、ご主人のブラックカードを持ち出し、1000万円近く使っていたそうです」
その後もXは、結婚相談所経由で八王子の大地主と結婚。そして、ほどなく、その大地主は寝たきりになったという――。

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