メジャーでは選手の労働組合も超一流

「世界最強の労働組合」と言われるMLB選手会の力は、報酬によく表れている。
全選手の平均年俸は3億2000万円。この金額は日本プロ野球の8・5倍、韓国プロ野球の32倍だ。
特に驚くのは年金制度の充実ぶり。選手が掛け金、保険料を負担する必要は一切ない。
財源には放映権料やライセンス収入などが当てられ、1日でも一軍登録されると受給資格が生じる。金額は現役時代の年俸、成績に関係なく、在籍期間で決まる。9年超在籍の松井秀喜は、年間約1000万円の年金になるという。

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