さて、中継が多かった印象のある今回だが、12年ぶりに出場した中島みゆきも中継組のひとり。現場に来られなかった理由は?
「特別感を出すため、現場に来たくなかったようですね。中継先はNHKホールから徒歩5分の101スタジオ。5分なら来いよ!って話ですよね。しかも、同スタジオに来ていた朝ドラ『マッサン』のエリー役、シャーロット・ケイト・フォックスがなぜか、終始ムスッとしていたので、カメラで抜くタイミングが難しかったみたい」(前出・音楽プロ関係者)
ほかにもNHKが中継を画策していたのが、なんと北島三郎だという。一昨年で紅白を"卒業"し、引退会見まで開いたのだが、
「スタッフが家まで行って"自宅から中継させてください"と懇願。断られると、"じゃあ、審査員で"と必死にすがったとか。サブちゃん不在の紅白が不安だったみたいです」(前同)
対照的に、スタッフから軽んじられた印象があるのは、薬師丸ひろ子だ。
「リハ中、スタッフが"薬師丸さんはどちらにいらっしゃいますか~"と大声で探していたその横に、衣装に身を包んだ彼女がず~っと立っていたんです。ムッとしながら、"ここにいますけど"と答えていましたね」(スポーツ紙記者)
往年のアイドルが切ない想いをしていた一方で、現役アイドルにも悲劇が。
「紅白の衣装代には上限があるので、大人数のAKBグループは、1人1万円で衣装を作らないと、予算に収まらなかったんです。だから、なかなか引き受けてくれるスタイリストが見つからなかったとか」(前出・芸能プロ関係者)
このように色々あった紅白だが、放送前の下馬評では群を抜いて「やらかしそう」と思われていた司会の吉高由里子が、かすんでしまった印象も拭えない。
「NHKから"台本以外、感想も何もしゃべるな"とお達しがあったみたい。結果、彼女の魅力が出ませんでしたね」(前同)
舞台裏のほうが面白い!?