それでもダウンタウンが生き残っている理由は、大みそかの『ガキの使い』の特番、"笑ってはいけない"シリーズが好評だからだ。

「日テレにすれば、この年末の特番のために『ガキの使い』を続けているんです。『笑ってはいけない』はDVDがバカ売れしますからね。ダウンタウンの最後の生命線ですよ。

 今年、レギュラーの『ガキの使い』は現在の放送時間(毎週日曜22:56~)から、さらに深い時間に追いやられるという話も伝わってきています。レギュラーの視聴率はまったく期待できませんからね」(前同)

 対して、とんねるずは散々な結果に終わった元日の特番でもわかるとおり、「ハワイから生中継なんて、まったく時代錯誤も甚だしいですよね(笑)。"いつまでバブルのノリでやってんだ?"と多くの視聴者があきれたはず。相変わらず、内輪ウケというか、身内で集まって勝手に盛り上がっているだけですよね」(広告代理店社員)と手厳しい意見も。

 ズレているといえば、ギャラもそのひとつ。「一説では彼らの唯一のレギュラー番組『みなさんのおかげでした』は1本あたり、八並びの888万円。たけしさんですら200~300万円と言われるご時世に、コレはない」(前出・プロデューサー)

 むろん、視聴率が良ければまだしも、昨年はほぼ1ケタ台。同番組も「年間で3億円近い赤字を出している」(前同)と言われる。

 それだけではない。「石橋さんの暴れん坊ぶりは昔から有名ですが、木梨さんもそう。スタッフは誰も口出しできない。面白い企画を考えても、彼らがひと言"やだ!"と言えば企画は消滅ですよ」(前同)

 フジ内部では打ち切りの話が常にあって、「彼らの後ろ盾、港浩一常務が辞めればすぐに終わる」(フジ関係者)と言われる始末だ。

なぜ、彼らはここまで落ち目になったのか。

「簡単に言えば、居心地のいい場所であぐらをかいていたんです。『ガキの使い』にせよ『みなさんの~』にせよ、昔からのスタッフと仕事をしており、若手を起用しなかった」と語るのは芸能ジャーナリストの片岡亮氏だ。

実は、ここが彼らより芸歴の長いビッグ3との違いなのだという。

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