期待される東京五輪への出演

この春からBIG3の大逆襲が始まるわけだが、その背景にあるのが、"お笑い第三世代"として、多くのバラエティ番組に関わってきた、とんねるずとダウンタウンの凋落だという。
とんねるずが司会を務めた今年の元旦の特番『オールハワイナイトフジ2015』(フジ系)は、それを顕著に表したものとなった。

「日本と19時間遅れの新年カウントダウンをハワイから生中継するのが売りで、現地入りするスタッフだけで100人以上という、巨額の制作費をかけた番組でした。しかし、視聴率はまさかの4.4%。衝撃の数字に、社内では悲鳴すら聞こえました」(前出と別のフジテレビ関係者)

一方のダウンタウンは、ここ3年で4番組が終了に追い込まれている。
さらに、昨年大晦日の夜に放送されたダウンタウンの『ガキの使いやあらへんで!!』(日テレ系)の『絶対に笑ってはいけない大脱獄24時』は18.7%の高視聴率を叩きだしたものの、
「フジテレビがアニメ『ワンピース』の"再放送"を流すなど、他局は最初から"試合放棄"。民放で独り勝ちの視聴率だったとはいえ、状況が状況ですからね」(日テレ社員)

その『ガキ使』も、「春の番組改編で30分後ろに移動し、夜11時半からのスタートになります」(前同)。
前出の尾谷氏は、「デビュー当時にテレビカメラをぶっ壊すなど乱暴さが石橋さんの売りだったのに、すっかり影を潜めちゃっていますし、松本さんが映画を撮っても、たけしさんのように心に突き刺さらないですもんね」
と手厳しい。一方のBIG3には"不変の強み"があり、それを2020年の東京五輪でも期待しているという。

「開会式の演出が噂どおり、テレビプロデューサーの秋元康氏なら、たけしさんは被り物姿で登場し、タモリさんは一人でボケて、さんまさんがそれに突っ込むという演出をしてほしいですね(笑)。ベタな反面、視聴者の期待に確実に応えられる安心感が、BIG3にはあるんですよ」(前同)

たけしの新作映画のキャッチコピー"ジジイが最高!"とは、BIG3の隆盛を示している!?

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