調教師も感嘆したキズナの成長力!

止まったままになっている時計の針が再び動き出すのは、2月15日に京都競馬場を舞台に行われるGⅡ「京都記念」(芝2200メートル)です。
そこからは直線一気。昨年果たせなかった「天皇賞・春」の戴冠。春のグランプリ「宝塚記念」。「フォア賞」から続く、「凱旋門賞」制覇の夢……動き出した時計の針は、二度と止まることはありません。

不安材料ですか? まったくありません。
「5歳になって、これだけ成長する馬も珍しい」
2週前追いきりを見守っていた佐々木晶三先生が、笑みを浮かべながら漏らしたこの言葉が、今のキズナの状態を表しています。

本番は2週間後ですが、今すぐにでもレースに使えそうなほど、キズナは仕上がっています。
ジャスタウェイ、ゴールドシップ、ハープスター。日本馬3頭が挑んだ昨年の「凱旋門賞」は、テレビ観戦でしたが、やはりそんなのは武豊じゃありません。今年は、キズナとともに胸を張って挑戦したい。そのための第一歩が、いよいよ始まります。人馬ともに完全復活するシーンをその目に焼きつけてください。

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