意外にも、地球にとってとても重要な物質に、これまで正式名称がなかったという、まさに衝撃の事実がこのほど判明した!

その物質とは、地球の38%を構成する鉱物で、さぞかし研究が進んでいて詳細も明らかにされているだろう。と思いきや、その物質の正式名称がようやく決まったのは、なんと昨年というから驚きだ。

これまで、その物質は非公式に「ペロブスカイト構造のマグネシウム鉄ケイ酸塩」と呼ばれていて、性質の詳細が解明されていなかった。なぜかというと、地球内部の高温と高圧にさらされたマントルの奥深くで形成される鉱物だったから、実際に手が届かなかったのだ。

ところが最近になって、ある隕石の解析が進められた結果、その物質は「鉱物リスト」の仲間入りを果たした。どうやら、これが上記の物質と同じものらしい。

そしてようやく、その名が授けられたのだ。

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