●『異邦人』
原曲:久保田早紀→カバー:徳永英明
甘~い歌声の徳永英明が往年の名曲をカヴァー。原曲は79年発売で、三洋電機のカラーテレビのCMで採用されお茶の間を席巻。徳永節のスローなメロディで再解釈された『異邦人』は耳に心地いい。

●『TRY ME』
原曲:安室奈美恵→カバー:五木ひろし
アムロちゃんのアップテンポでイマドキな曲も五木ひろしに掛かればニッポンの演歌に変身! こぶしの回った『TRY ME』に安室奈美恵もビックリ仰天!? 握った片手を振り振り、ダンサブルに唄いあげる五木さんに脱帽なのだ。


●『I LOVE YOU』
原曲:尾崎豊→カバー:森進一
切なげに歌い上げる名曲をなんと大御所・森進一がカバー。オザキの濃い歌詞&曲に森進一のねっとりヴォイスが重なって、少々原曲とは違う濃厚さが出ているような気も……。あえていうなら、尺八で『I LOVE YOU』を奏でた印象?


●『夜空ノムコウ』
原曲:SMAP(スガシカオ)→カバー:綾戸智絵
こ、これは渋い。ハスキーでブルージーなジャズシンガーの歌声が楽曲にぴったりマッチ! しかも綾戸自身が訳した英語の歌詞が雰囲気を一層盛り上げてくれる。厳しい営業の帰りでどんなに荒んだ心も癒やされるはず。別格レベルのカバーです。


●『真夏の果実』
原曲:サザンオールスターズ→カバー:テレサ・テン
ちょっぴりたどたどしい日本語に助けの手を差し伸べたくなる、今は亡きテレサ・テン。しかしテレサの手にかかれば、桑田メロディもすべてテレサ節に聞こえてしまうという不思議。これぞ「新解釈」といえる『真夏の果実』なのだ。


●『赤いスイートピー』
原曲:松田聖子→カバー:デーモン小暮
聖子ちゃん世代で「あの悪魔が聖子ちゃんをカバーすんのかよ」と戸惑う御仁こそ必聴。デーモン閣下バージョンは完全にロック。しかも透き通る声がキモチイイ。キワモノとして見られがちな閣下だが、ヴォーカリストとしての歌唱力はピカイチ。これはセイコちゃんの歌というより、完全にデーモン閣下の歌になってます。


カバーソングブームの中でも異彩を放つカップリングの数々、いかがだっただろうか。iTunesストアではすべて視聴できるので、さわりだけでもぜひ聴いてみてほしい。ちょっと聴いただけでもインパクトは十分のはず!!

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