宗男 それから平成16年に貴子が留学から還って来た時には参議院選挙。その時が貴子が選挙に直接動き始めたときです。

美和 そこから街頭演説にも登場とか、いろいろですね?

宗男 その参議院選挙の時は、貴子はまだ18歳だし、高校生でした。未成年で選挙運動は引っかかるからあまり表に出さないほうがよいとみんなに言われました。それから平成17年の衆議院選挙の時に私が新党大地を立ち上げた。その時は、貴子自身が「ここで負けたら父親は最後だ」と出てきましたね。そこから大ブレイクが始まるわけです!

美和 テレビでも印象的でしたね!

宗男 あれが私にとって、流れを変えた大きな分岐点でしたね。

美和 貴子さんは、昨年暮れの総選挙では比例復活で見事に当選され、今議員2期目となりますが、宗男先生からご覧になっていかがですか?

宗男 政治家として成長しています。やはり1年5カ月議員生活をして、選挙戦で喋ることも、立ち振る舞いも成長したと思います。

美和 宗男先生と貴子さん、親子として距離感がよいですよね。

宗男 時にはライバル、時には親子。

美和 どういう時がライバル?

宗男 「政治家として、私はこういう考えがある」とズバッときますからね。ちょくちょくやり合いますよ。

vol.30-5

美和 今でも毎日連絡はするのですか?

宗男 東京では一緒に生活していますから。

美和 ところで、貴子さんは結婚されないんですか?

宗男 相手を探さないといけないですね。

美和 いっぱいいますよ!貴子さんと結婚したいという人の話聞いてますよぉ。(ニヤリ)

vol.30-6

宗男 いや、全く無い! そんな話し無い!!

美和 そうですかぁ?? (笑) では、今回のご相談への回答をまとめますと?

宗男 子供は3・4歳の物心ついてから15歳までの親子関係とか生活環境が大事だと思います。ですからご相談者の方も、ぜひとも優しさ、思いやり、いつくしみ、愛情を持って接してください。

美和 ご相談者の方のお子さんは、まだ1歳ですからね。15歳くらいまでは、一家の大黒柱として一生懸命働くお父さんの背中を見せる。四の五の言わずに背中で語る「男は黙って鈴木宗男!」アレ!?昔懐かしいコマーシャルみたい??(笑)そして、できれば一緒にいる時間を意識的に多くできるといいですね。そうしたら貴子さんのような素敵な女性が育ちます!

宗男・美和 一件落着! 困った時は「ムネオ先生に訊け!」

キメ

鈴木 宗男(すずき むねお)プロフィール
1948年1月31日生まれ
政治家。北海道出身。拓殖大学政経学部在学中より、故・中川一郎元衆議院議員の秘書を務める。1983年に自由民主党より出馬し、衆議院議員に初当選。防衛政務次官、外務政務次官などを務める。
また1997年には国務大臣として北海道開発庁長官、沖縄開発庁長官を歴任。2002年に自民党を離党。
2005年には新党大地を結成。代表となり、その年衆議院議員に返り咲く。防衛・外交の論客として鳴らす一方、その人情味溢れ、愛されるキャラクターは、歌手の松山千春をはじめとしてシンパが多数。ムネオの愛称でも知られる。
娘は衆議院議員の鈴木貴子。

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