ケース2)外出する時

外出時は花粉との接触タイム。とはいえ、次のような点を注意するだけで、ある程度の効果が期待できる。

花粉は頭髪のなかに侵入すると、なかなか取りはらえない。室内に持ち込まないためにも、外に出る時は帽子をかぶり、頭髪は中に隠すことだ。

ゴーグルやメガネは、花粉が目に入るのを防いでくれる。最近は対策用で密閉型のゴーグルも市販されている。普段はコンタクトという人もいるが、レンズと結膜の間で花粉がこすれ、炎症の原因になることもあるので、この時期はできるだけメガネを着用したほうがいいだろう。

マスクは花粉症対策のマストアイテム。様々な種類のマスクが市販されていて、専用を謳ったモノも多い。なお、スギ花粉は水に吸着されやすいので、湿ったガーゼをマスクに挟んでおくと、さらに効果は増す。乾燥対策にもピッタリだ。

服装にも気をつけたい。ウール製品は花粉が吸着しやすいので、できれば避けること。着用する場合は一番外側にはしないことだ。お勧めなのは、ポリエステルや化学繊維など表面が滑らかで繊維の詰まった素材のモノ。花粉が付着しても簡単に振り払うこともできる。花粉が付きにくく落ちやすい素材を用いたコートも人気だ。

ケース3)帰宅した時

自宅やオフィスに戻った時、まずは衣類に付着した花粉を払い落とそう。
室内に持ち込まないためにも、自宅であればドアを開ける前にやっておきたい。付近にブラシなどを用意しておくと便利だ。そして、室内に戻れば、次にするのは、手洗いや洗顔、うがい。皮膚や粘膜についた花粉を水で洗い流そう。


以上が、花粉症対策に効果がある、身の回りのケアだ。
自分には症状がない、あるいは軽くても、勤務先なら同僚、自宅でも家族の誰かが重篤ということもある。この時期のエチケットとしてやっておきたいものだ。

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