酎ハイが効く!? 花粉症ビジネスの行方は…
酎ハイファンにはお馴染みのCMソング、「わ、る、な、らハイサワ〜」で知られる飲料メーカーが、この2月に新商品を発売した。
この新商品、一言でいってしまえば焼酎の割り材なのだが、その最大の特徴は「赤しそ」に由来する成分を使っているところにある。実はこの「赤しそ」には、ロズマリン酸という成分が豊富に含まれており、このロズマリン酸は、なんと花粉症に効果があるとされているのだ。
酎ハイを飲んで花粉症対策、というのも、健康なんだか、そうじゃないのか、よくわからないが、いずれにしても、こうした花粉症ビジネスは、各方面に大きく広がっている。
厚生労働省の調査によれば、現在、日本国民の約30%が花粉症にかかっているとされている。つまり、日本国内に3000万人を超える花粉症患者がいる計算になるのだ。
そうした人たちが、仮に年間に3000円程度を花粉症対策費に使ったとすると、花粉症マーケットは実に1000億円にも達することになる。