「うつ伏せに寝て、肩から背中、腰にかけてある筋肉を優しく押してもらう。だれにでもできる簡単な方法です」


両手を重ね、手のひら全体を相手の背中にそっと置き、2、3秒待つ。次に5秒ほどかけてゆっくり優しく圧をかけていき、4~7kgになったところで5秒停止。その後、ふわりと手を離す。肩、背中、腰上部の3箇所で、2回ずつ行う。4~7㎏の力加減は、一度、体重計を手で押して確かめてみるとわかります。

「この方法で、不眠症や不安症、うつ状態など、脳の不調に大きな効果が認められたのです。なぜこのような効果があるのか、脳血流も調べられていて、主に血液が増加しているのは、自我に関わる領域だったのです」
ヒトは、重力に抗って二本足で立ち、自由になった手を使うことで脳を発達させてきました。二足歩行を可能にしているのが、体幹筋(抗重力筋)です。この進化の原点に立ち戻り、体幹筋から脳にアプローチすることで、脳を活性化させて正常に戻し、ストレスにも強くなろうという、このホメオストレッチ。

眠りの女王ヒサコも、このホメオストレッチ、体験してきました! “ストレッチ”の言葉の響きからくる強さはまったくなく、むしろ羽のように軽いふわりとした力で押されている感じ。手のぬくもりを感じながら、とても優しい、安心した気持ちになれるストレッチです。

ホメオストレッチは受ける人だけでなく、やってあげる人もリラックスできるストレッチなのだそう。ぜひ、夫婦で、恋人同士で、友だち同士で、やってみて!

(取材・文/眠りの女王ヒサコ)

取材協力:BTU東京校
http://www.btu.co.jp/

ストレスケアのパイオニアとして、創業30年。個人、企業や地方自治体等に対し、ホメオストレッチ、ストレスケアのセミナー、研修、コンサルテーションを行っている。スクールも開校。代表は美野田啓二氏で、『脳の疲れをとるストレッチ』『見えないストレスを克服する1日10分脳ストレッチ』など著書、DVD等多数。
ホメオストレッチ(ストレスケア)が受けられる施設はこちら
http://www.btu.co.jp/experience/

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