今年は大型IPO銘柄が続々!?

当選したからといって、単純には喜べない。
「"当選するのは不人気銘柄"と言われるように、抽選時点で希望者が少なかったことが考えられるからです。上場後も買い手が少なく、初値が公募価格を下回る"公募割れ"で、いきなり含み損を抱えてしまう可能性もあるのです」(前同)

昨年のIPO77社のうち、18社が公募割れだった。
「IPOなら何でも上がるという状況ではなくなりつつあります」(同)

抽選に当たっても実際に買わずに辞退をしてもいいが、証券会社によってはペナルティもあるので注意が必要だ。

無事に購入ができたら、あとは初値を待つのみだ。
「IPO株で最も注意したいのは、売るタイミング。"初値天井"という言葉もあるほど、初値で高値をつけて、その後は値が下がるケースが多い。私は、初値がついた瞬間に売ることを自分に課しています。このルールは公募割れ時にも同様。損の場合にも素早い損切りが身のためです」(同)

"100社超の新規上場も!?"という見方も出てきている15年。第2次ブーム真っ只中の今年は、大型IPO銘柄が続々登場だ。9月上場をめざしているのは、政府が株式の100%を持つ日本郵政。子会社である、ゆうちょ銀行、かんぽ生命との3社同時上場で、政府関連の株式公開としては1987年のNTT以来の大型案件となる。また、スマホ向け無料通話・チャットアプリの開発を手掛けるLINEも、上場を予定しているとの噂も。
「他にも、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンを運営するUSJが、新パーク建設などに向けた資金調達のため、上場を検討しているとか。豪華寝台列車『ななつ星in九州』で話題のJR九州は、16年の上場が明らかになっています」(前出・経済誌記者)

投資は自己責任でお願いしたいが、こんな大型銘柄を買えたら、ガッツリリ儲けることも夢じゃない!?

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