結婚はまだ遠い先のことかな
――話は、映画から少し逸れますが、13年2月に、アイドルグループ「ハロー!プロジェクト」を卒業されて丸2年が経ちましたが、この2年間で、何か大きな変化はありましたか?
真野 自分自身のことを考えるようになりました。これまでは周りから自分がどう見えるかばかりを気にしていたんですが、あんまりそういうふうに考えちゃいけないんだって思って。ハロプロ時代は、皆さんに、よく見られようってことばかり、意識していたんです。でも、そこにとらわれていたら、コメディや悪役なんてできない……って考えるようになりました。
――なるほど。アイドルからの脱皮を模索中、ということですね。そういえば、今年は"年女"ですし。
真野 そうなんですよ~。15歳でこの世界に入ったんですけど、もう24歳なんですよね。舞台挨拶のとき、名前のあとに年齢を言うのが最近、イヤになってきました(笑)。
――まだ、若いじゃないですか。とはいえ、地元の友達の中には、もう結婚されて家庭を持っている方もいるのでは? 結婚とか考えています?
真野 いや~、考えられませんね。幼稚園の頃から、すごく仲のよかった子がいるんですけど、先日、連絡を取ったら、子守りが大変とか、子どもに怒っちゃう自分がイヤになる……なんて話を聞かされて。私には無理だって思いました。
――どんなところが?
真野 私は仕事を持っているので、自分のことを考えればいいんですけど、お母さんになると、旦那さんや子どものことを考えなきゃいけない。物事の優先順位が変わってくると思うんですね。私は、そんなこと考えられないので、遠い先のことかなって(笑)。
――ちなみに好きな男性のタイプは?
真野 私、すごくマイペースなところがあるんです。休みの日の予定も、あまり事前に決めたくなくて、その日に考えたいんです。だから、そんな私を動かしてくれる人がいいですね。
――引っ張ってくれる男性ですね。
真野 そうです。私、朝起きて「今日は休みか。どうしようかな~」って考えているうちにもう1回寝て、次に目が覚めると「あ、お昼過ぎちゃった。とりあえず、お昼食べるか……」って言ってるうちに1日が終わっちゃうことが多いので(笑)。
――ハロプロ時代は、恋愛禁止だったはず。反動で今は恋愛をしてみたいとか?
真野 どうでしょう。最近は、ラブコメとか少女漫画の映画化が多いじゃないですか。そういう作品って、これまでガッツリと演じさせてもらったことがなくて……。やってみたいけど、今の自分がやっても、説得力がないのかな……って思ったりもするんですよ。
――ふむふむ。
真野 今後そういったお芝居をするうえでも、恋愛はタイミングがあればしてもいいのかなって。昔からのファンの方は、そういうのは見たくないって思うのかもしれませんが。
――演じてみたい役は?
真野 スポーツ物が大好きなんです。実際に小学生の頃は水泳、中学ではバスケ部だったので、スポーツが絡んだ青春ものに出演したい! クランクインする3か月ぐらい前から、その競技の特訓をする……みたいなことをやりたいんです。
――スポ根ですね~。
真野 はい!
――青春ものと言えば、先月ご自身のツイッターに、ツインテールの髪型でセーラー服姿の写真をアップされていましたね。
真野 ファンクラブのイベントで、そういう格好をしたのを載せたんですよ。
――お似合いでした。高校生役もイケそうですね。
真野 アハハ。イベントでこういう格好をするのは、すっごく恥ずかしいんですけど、お芝居の場合だと大丈夫なんですよね。
――なぜでしょう?
真野 気持ちの問題だと思います。真野恵里菜として着るか、役として着るか。年齢より下に見られることが多いので、それが女優としての強みだと思うんですね。だから、役を通してですが、学生服を着たい。逆に、先生役は何歳でもできると思いますし(笑)。
――ほかには?
真野 悪女! 「真野恵里菜って、性格悪いんじゃないの?」って勘違いされちゃうぐらいのダークな役を演じてみたいですね。
――そんな真野さん、見たくないですよ~。
真野 見てくれた人が、そう思ってくれたら勝ちだなって(笑)。だって、それは私の芝居がちゃんと伝わった証拠だと思うので。
真野さんのキラキラした瞳と、芝居に対する真摯な姿勢に圧倒されっぱなしだった取材陣。まずは、太陽のような彼女を見に、劇場に行きましょう!
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