【五月病のチェックリスト】

○気分がすぐれない、何をしても楽しくない
○好きな趣味に関心がなくなった
○イライラしたり焦りやすくなった
○ネガティブに陥りやすい
○集中力が低下した
○食欲がなくなった
○身だしなみを整えるのが面倒
○寝つきが悪くなり、朝、目が覚めても布団から出られない
○頭痛やめまい、肩こりが頻繁に起きる
○学校や会社に近付くと体調が悪くなる
○遅刻や欠勤が増えた


もっとも大事なのは、予防と対策を知っておくこと。気の持ちようを少し変えるだけでも、症状の改善や予防は期待できる。なかでも効果的なのは、ストレスをため込まず、疲労回復を心がけること。具体的には、次のような習慣を生活に取り入れるようにしたい。

・身体を動かしてリフレッシュ
ウォーキングや水泳といった有酸素運動をすることで、精神のバランスを整えてくれる脳内伝達物質である「セロトニン」の働きが活性化。憂鬱な気持ちが解消される。

・趣味を楽しむ
読者や映画鑑賞など、好きなことを楽しむとセロトニンが活性化する。カラオケなど、ストレス解消法を身につけておくことも大事だ。

・完璧を目指さない
すべてを完璧にこなそうとすると、それが精神的な負担になることも。「うまくいかなくても大丈夫」と気楽に考えること。

・会話を楽しむ
家族や友人、パートナーとの会話を心がける。時にはグチを吐いてストレス解消するのもありだ。悩みをひとりで抱え込まない。

・新たな目標を持つ
簡単な目標を設定して達成を繰り返すことで、心が前向きになる。

・規則正しい生活を送る
遅寝遅起きはセロトニンを不足させる。長期の休みになると乱れた生活を送りがちなので注意すること。また、太陽光を浴びることでセロトニンの分泌は促される。決まった時間に起きて散歩するなど、心地よい生活のリズムを保つこと。

・セロトニンを含んだ食品を食べる
豆腐や納豆、豆乳といった大豆食品、あるいはバナナや乳製品にはセロトニンが含まれている。こういった食材を積極的に摂ることで、ストレスに負けない身体を作り上げることが大事。


ポイントとなるのは、「セロトニン」。この働きを活性化させることで、心のバランスは保たれるので、日常のライフスタイルや食生活にも気を配りたいところ。

また、先にも伝えた通り、あまりにも症状が長引くようなら、迷わずに専門家に相談すること。ひとりで解決しようとはせず、プロの力を借りればいいのだ。予防と対策、適切なケアで、五月病を乗り切ろう。

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