その背景としては、おそらく昨年末に発表されたパチスロの規制改定の件があるわけですが、じゃあ、これからこういうスペックが出ないからとりあえず確保しとけ、という単純な動きかというとこれまた一味違う。

もちろんそういう「なんとなく取り急ぎ」というお店もあるんですが、そうじゃないお店の特徴として、

「再導入機種をプッシュしている」

という動きが見られるわけです。例えば導入場所。ホールのシマ図の端っこではなく、入り口近辺の目立つ所にドン。例えば店内装飾。とりあえずの新台ポスターではなく、再導入された機種に関わるものを通路や階段にドン。こういった具合に、しっかりと「あえて戻しました」とアピールしてくるお店は、僕たち打ち手にとってもメリットが埋もれている可能性大でございます。

発表されたばかりの最新台との大きな違いは、「新鮮さ」という集客要素が少ないという点。まだ打ったことのない台を打つ楽しみは、パチスロ打ちなら誰でも感じるもので、それはもちろん集客の魅力となる。ところがどっこい再導入機種ではそうはいかない。懐かしいなぁという感情を加味しても、それだけじゃ大量再導入を軌道に乗せるのは難しいわけで。となると、あとは出すしかない。

そう、再導入機種を看板機種としてプッシュする店のソレは、設定状況が甘い傾向にあるんですね。

ほっといたらお客さんは新台に流れて、あっという間に閑古鳥……では再導入した意味がない。だからこそ、自然な流れで導入された新台よりも敏感に、やや派手に使っていく必要があるわけです。

ここで僕の最近の稼働傾向に話を戻してみますと、『ミリオンゴッド-神々の凱旋-』は導入台数や人気からみても、看板機種へとなりえますわな。

では『沖ドキ!』のほう。もちろん僕が大の『沖ドキ!』好きということもありますが、この機種自体は発表されてからだいぶ時間が立つわけです。しかし、最近新しいパネルも発表され、増台傾向にある。しかも、どこにでも導入されているわけではない。この「周囲の店と差別化を狙う」動きに使われる機種というのは、総じて設定状況が良くなりやすいわけです。昔の機種を再導入するという計らいは、まさにコレなわけです。

どうでしょうか。皆さんの地域の中で、再導入機種で必死に目立とうとするお店はございませんか。もし、ホームページや店頭ポップでそんなヒントを見かけたら、実際に見に行く価値はあるかもしれません。そこにしっかり出玉がついていようものならば、攻める価値アリでございます。

今や店選びと台選びが、パチスロでPAYOUTを上昇させるための最重要項目といっても過言ではございません。その「店」と「機種」を一気に絞ることのできるヒントが、再導入機種として転がっているかもしれないのです。

ぜひとも探偵気分でお探しくださいませ!

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