史上初となる10代10セーブ!

シーズン開幕前のキャンプ中に中継ぎ構想が伝えられ、さらに、外国人投手の故障もあって、開幕以来、クローザーとして起用されているのが、プロ2年目を迎えた松井裕樹だ。
「本来は先発型の高卒2年目の選手をクローザーに大抜擢する大久保監督の決断には賛否両論があったが、ここまでは、周囲の懸念や雑音を封じ込める大活躍だ」(球団関係者)
これまで22試合に登板し、1勝0敗12セーブで、防御率0.64。
10代の10セーブ到達は史上初の快挙で、身長174センチの小さな左腕は抜群の安定感を誇る。
「左投げということ自体が一つのアドバンテージなので、身長の低さも問題ありません」(福島氏)

メジャーでクローザーとして成功するには3つの条件があると福島氏は続ける。
「精神力、制球力、そして、決め球を持っていること」

桐光学園高のエースとして甲子園で活躍した精神力。コントロールはあるし、150キロ台のストレートと、今シーズン新たに身につけたチェンジアップという決め球も持っている。クローザーとしては申し分ない。
「短期間で変化球をマスターする器用さ持つ松井は先発、中継ぎ、抑えと役割を変えても対応し、結果を出してきました。クローザー不足に悩むメジャー球団にとって守護神転向した松井の姿を見られたことは大収穫でしょう」(前出のスポーツライター)

松井は別の形でもメジャーの熱視線を浴びたのだ。
「11月のプレミア12は本人にも大きな糧になるし、活躍すれば、メジャーは放っておかないでしょう」(同)

侍ジャパンの新エースたちの活躍に注目だ!

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