そんな船木誠勝選手に今週話を聞くことができた。司会を担当している「NIKONOGE」(ニコ生番組)にゲストで来てくれたのだ。
さっそく私が「もし船木さんが新日本に残っていたら、という妄想をよくするんです」と言うと、ニコッと笑って「うーん、(新日本のリングは)もっと格闘技スタイルになっていたでしょうね」と当然のように答えてくれた。私以外からもそんな妄想をよく言われるのだろう。
今だから言えるが「ジャッキー・チェン戦の誘いにはそうとう心がぐらついた」という。
でも、なぜ次々に大きな決断をできるのか。話をしているうちにだんだん理解できた。とにかく「考える人」なのである。今でも「朝起きたら、何のために生きているのだろうってまず考えてしまうときがある」という(朝っぱらから!)。10代20代の頃はもっとすごくて四六時中、人生について考えていたという。で、決断はスパッとする。
「(人生は)一回しかないんだから自分の自由にさせてください!」 という15歳のときの言葉が、あらためて響いてくるではないか。
船木選手は、せっかくプロレス界に生まれてきたからとでもいうように、今後は新鮮な対戦相手を追い求めるにちがいない。
ニコ生で「誰と対戦してほしいか」と視聴者に尋ねると、中邑真輔、飯伏幸太、大仁田厚・・見事なほど瞬時にたくさんの選手の名前があがってきた。船木誠勝絡みは夢のカードが多い。常にフレッシュで濃い人生。
普通の人が考えずに真似するとキケンです。
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