世界で腕を競う友フランキーも参戦

この大会に参加できるジョッキーは、1チーム3人で、合計12人。世界におよそ3万人いるといわれるジョッキーの中から選ばれるわけですから、選んでいただいたことに感謝です。
その上で、目指すは、僕が所属するチーム、世界選抜の優勝と、全5鞍で腕を競い、その最多ポイント獲得騎手に贈られるシルバーサドル賞の受賞です。

1勝した11年は、そのレースが当日のもっとも優れた騎乗として表彰される"ライドオブザデイ"に選ばれ、08年は2勝。前回の12年は、2着と3着が1度ずつで、団体優勝に貢献することができました。
個人的に勝つことを狙いながら、一方では、チームの仲間を応援するという、非日常的な愉しみを味わえるのも、このレースの醍醐味のひとつかもしれません。

そしてもうひとつ。個人的にすごく愉しみにしているのが、ヨーロッパ選抜チームのキャプテン、今年、8年ぶり2度目となる英ダービーを制したフランキー(ランフランコ・デットーリ)に会えることです。

70年生まれのフランキーは、僕の一個下。しかし、世界を舞台に飛び回るそのエネルギーと、不屈の闘志、技術の高さは、尊敬に値します。フランキーからいい刺激をもらい、また新しい武豊をお見せします。

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