パチスロ勝利の隠し味 松本バッチ
第32回 「人集う場所に蜜は生まれる」


まだまだ暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。

早く涼しくなればいいのにな、と外を歩くたびに思わずにはいられないわけですが、お盆を過ぎて、パチンコパチスロホールのほうは、ぼちぼちアツさを取り戻す時期でもあるわけです。

前回のコラムで「盆、暮れ、正月、ゴールデンウィークは厳しいぞ」と、「頑張れよ」と僕は書いたわけですが、そんな厳しい時期も終わりを告げるわけで。そんな時、やる気のあるホールでは「開け返し」と呼ばれる「甘い」時期が訪れたりします。

お盆で負けた人はそれを巻き返すための、勝った人はさらなる加速を狙うための、絶好のチャンスの時期かもしれないのです。よぉーし、じゃあ何を打とうか。

ここ数カ月で、パチスロも多くの新台が導入されました。『ストライクウィッチーズ』や『ジャッカスチーム』。『煩悩ブレイカー禅』や『魔法少女リリカルなのは』に、『サンダーVリボルト』。

もうちょっと遡ると、『バジリスク絆』や『SLOT魔法少女まどか☆マギカ』や『パチスロ北斗の拳 転生の章』の復活増台なんかがブームでした。

今、ホールでは多くの機種が凌ぎを削っている状態なわけです。

いったいどれを打つのが、勝利に近いのか。どんな台でも、より高い設定を打つのが当たり前に勝利への道なわけですが、そもそも高設定が入っていなくちゃ話にならない。どんな機種に入りやすいかを考えねばならないのであります。

復活増台ブームが訪れた時にも一度書きましたが、「店側が看板にしたい機種」や「店側が人気を出そうとする機種」こそ高設定が投入されやすい。だいたい人気や話題性の差もあって、どこもかしこも同じような機種を看板にする時期がほとんどなわけですが、ここ数カ月はちょいと違ったように見えます。

前述したような新機種たちが、五分五分の勝負を繰り広げ、ホールによって差が生まれつつある。僕も収録などで、いろいろな地域のいろいろなホールにお邪魔しますが、近年では珍しいくらいのバラつきを感じております。そんななか、僕が目をつけるポイントなんかをお話しさせていただきましょう。

  1. 1
  2. 2