自分から告白なんて絶対ムリ

――もしかして、助監督さん、喜んでませんでした?

佐野 そんなことはないでしょう(笑)。とにかく、「ビンタ、ビンタ……」で頭の中がいっぱいでした。

――そうですか。ちなみに佐野さんとミサミサで重なる部分、または、その逆の部分はありますか?

佐野 う~ん、一番わかりやすいのは恋愛への取り組み方でしょうか。ミサミサは月に対して、一途でストレートなところがあるんですが、そういうところは私には……ないかな。

――そこが共通点って、言うのかと思いました(笑)。

佐野 ハハハハハ。そこは絶対、違うなって思いますね。月に出会って、彼女はすぐ「私とつきあって」と言うんですが、私自身はオクテなところがあるので、絶対に言えないなと。だって、受け入れてもらえる自信もなければ、フラれるのが、怖いし。だから、そんな行動を取れる彼女が羨ましいなとは思います。

――では月とL、佐野さんがつきあうなら、どっち?

佐野 Lって頭がキレて、自分にないものを持っているので、羨ましくも尊敬できるところがあるんですけど、ひとつだけ苦手なところがあって……。

――どこですか?

佐野 すごく潔癖症なんです。たとえば、洋服でも、ちょっとしたシワやシミがあっただけで着替えちゃうんです。私も軽い潔癖癖はあるんですが、そこまでじゃないんで。だから、つきあったら怒られまくるんじゃって心配なんです。その部分がマイナスかな。

――では、月は?

佐野 友達の付き添いでイチゴBERRYのライブに行くような友達思いのところがあるんですね。平凡なんだけど、つきあったら一緒になって楽しんでくれるんじゃないかなと。だから、選ぶなら月ですかね。

――では、どんなデートがしたいですか?

佐野 当日、急に会うことになっても、お店をちゃんと予約してくれたり。誕生日じゃないのに、"過ぎちゃったけど"、なんて言いながらお祝いしてくれたり。ちょっとしたサプライズをしてくれると幸せですね。

――好きな食べ物は焼肉だと聞いていますが、予約してくれたお店が焼肉屋だったら、なおうれしい?

佐野 そうですね。しかも私の好きな部位があったらすごく幸せです?

――好きな部位は?

佐野 脂は若干のってるけど、赤味のほうが多い"腰の部分"とか。イチボやカイノミもいいですね~。

――昨年ハタチになられましたが、お酒は?

佐野 二十歳になった記念で、家族でシャンパンを飲んだんですけど、体質的に合わないみたいで……。私だけ手足に発疹がパ~って出てきちゃって。

――それは、それは。

佐野 だから、シャンパンはちょっと(笑)。味が苦手なお酒が多いんです。だから、飲むとしたら梅酒とかですね。今は梅酒のソーダ割りにハマっています。

――ほろ酔いの顔もかわいいんでしょうね~。おっとそろそろ取材も最終局面です。憧れの『デスノート』に出演し、次の目標は?

佐野 『デスノート』に出演できて、もう人生の運を使い果たしちゃったんじゃないかなって(笑)。

――そんなことはないでしょう。まだ二十歳ですよ! これからじゃないですか。

佐野 仕事は今まで以上に頑張っていきたい気持ちでいっぱいです。趣味の美容やプライベートの部分も、もっともっと追求して良い女性になっていきたいなって思っています。また、10月には出演した映画『探検隊の栄光』が公開になります。藤原竜也さん扮する落ち目の俳優が、未確認生物を探し求めるバラエティ番組に出演したことから、起こる騒動を描いた作品なんです。

――佐野さんの役は?

佐野 番組のAD役なんですが、最初はバラエティ番組をバカにしているんですね。でも、出演者を含めたスタッフと接していくうちに番組作りの楽しさを覚えていくんです。設定年齢も私よりちょっと上で。

――ミサミサとは、また違うキャラですね。

佐野 『デスノート』の前に撮影したんですが、それまで学園ものが続いていて、初めて学生以外の役をいただいた作品なんです。そういう意味では私にとっての新境地で、とても勉強になりました。こちらも応援よろしくお願いします♪

スーパーボディに加え、キュートな笑顔が魅力的だった佐野さん。「十代の頃と比べて、幅広い年齢層の方と接する機会が増えた」と話していたことからも、確実に、大人の階段を上っているようです。今後も、さらなる飛躍を遂げることを期待しています!


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