――じゃあアニメで例えてみましょうか(笑)。好きなキャラクターでもいいし。

森川 えぇ~、そうだなぁ~、好きなのは『ワンピース』のロビンなんですよ。

佐藤 格好いいよね。クールで無口なんだけど、頭が良くてしっかりしている、アジア系美人だよね。

森川 スタイルもすごく良いので、密かに目指しています。バストはあんなに大きくならないので、目指すとしたらクビレですね。実は、前から、ちょっと自信があるんです。

金子 あとロビンってさ、メッチャ手が増えるよね。

佐藤 技のときね。でも、そこは目指せない。

金子 そうだね(笑)。

――では、どこを目指す?

佐藤 最終的には女優さんとして認められるようになりたいです。舞台に出させてもらったりしながら、演技の勉強をしているところなんですけど、もちろん、バラエティ番組も呼んでいただければ、できることは何でもやりたいですね。

金子 私は、自分が何に向いているのか、よく分からないんですよ。今もグラビアが武器だなんて思ってないし、導かれるままにやって、最終的にどこにたどり着くんだろうっていう"あみだくじ"みたいな心境です。もちろん呼んでいただければ、バラエティ番組もやってみたいと思ってます。

森川 私も似たようなところがあって、アニメが好きなので、声優さんになりたいなって思っていたんですけど、ファンの人に"モデルもいいんじゃない?"って言われたら、それもいいかなって思うようになってきて……グラビアもそんな感じなんですよ。事務所の人にも、もっとハッキリした目標を持ったほうがいいって言われるんです。 "これやって"って言われたことはやれるけど、言われなかったら、何をやっていいのか分からない状況です。

――モロに"ゆとり世代"じゃないですか!!

佐藤 そうは見られないんだけど、私も基本、そんなタイプですよ。篠原涼子さんみたいになりたいとは思っているけど、そこまでクリアに将来が見えていない。結局、目の前のことにしか頑張れない。それより先のことを聞かれると、ふわふわしちゃうんです。

森川 私も、AKB時代から、ず~っとそうです。ゆら~っと過ごしてて、ゆら~っと今の事務所に入れて、今もふわふわしています。

――そうなんだ。では、今のグラビア業界の置かれている厳しい現実とかって、どう考えているの?

金子 そういうことを考えたことはないですね。

森川 私も。

佐藤 実績をちゃんと残したいとは思っていて、もちろん本気で取り組んではいますけど、夢への過程の一つの段階というような意識のほうが強いんですよ。皆、そうだと思う。

金子 そう、"あみだくじ"の途中ですから。

佐藤 だから、ふわふわしたところを明確にしてくれる、マネージャーさんとかスタッフさんの存在って、すごく大きいんですよ。

金子 私が最近、思うのは、出会う人って大事だなってこと。あと、出会う順番も実は、とても意味があるんだなって。

――でも、皆さん、とても順調に来ているんじゃないですか?

佐藤 本当にそうで、毎日が充実していて、これといった不安がないんです。スタッフさんたちのおかげで。

森川 あと、ファンの皆さんも。

佐藤 だから、この座談会のまとめとしては、「今後も、スタッフさんに感謝して、ファンの皆さんを大切にやっていくので、応援よろしくお願いします」っていうことになるでしょうね(笑)。

金子&森川 はい、それでいいと思います(笑)。

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