海外球場は比較的芝生が高い。レフト前にヒットが飛ぶと全力でダッシュしなければ、ボールがズルズルと止まってしまう。アメリカやキューバの選手はレフト前ヒットが二塁打になります。台湾の球場はグランドがガタガタという印象でした。みんな捻挫していましたね。

日本のグラウンドは綺麗であることを実感できます。ただ、海外の不便さを経験すると、ひとまわり大きくなって帰って来られる。かつて、持て囃された「時差」「阪神の死のロード」など古い話。海外の選手は劣悪の中でも平気な顔をしてプレーしている。日本だけ生温いんです。

アメリカは40度近い場所で試合し、次の日は豪雪地帯に移動したりする。選手はタフです。

よくいる日本選手は「梅干しが手放せない」。これは問題外です。アメリカではアメリカの文化に従い、韓国では韓国の文化に順応しないといけない。

野球に限らず、日本のスポーツ全体にいえることですけれどね。 どんどん海外に出て、プレー以外でもタフになってもらいたい。

やっぱり「野球が一番!」ですね。


パンチ佐藤(ぱんち・さとう)プロフィール

1964年12月3日生まれ
亜細亜大学から熊谷組を経て、オリックスにドラフト1位で入団。プロ野球時代、トレードマークのパンチパーマと独特な発言で人気者に。引退後はタレントとしても活躍し、2015年シーズンからBCリーグ『武蔵ヒートベアーズ』の宣伝本部長に就任した。

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