結論から言えば、現在「遠隔」を行っている店はほぼ無いです。全店を確認したわけじゃないのでゼロとは言えないのかもしれませんが、あったとしてもごくごくごく稀だと思います。近所を散策していたら、たまたまレディー・ガガに遭遇するくらい稀なんじゃないかな。足立区のレディー・ガガのような、地域の有名人は日本にゴマンといそうですけど(苦笑)。

その理由は『罰則の重さ』。遠隔操作が発覚した場合、パチンコホールは数カ月の営業停止を喰らうことになります。これが非常に痛いんです! 数カ月もあれば数千万、下手すれば億単位の利益がとれますから。

しかも、営業停止が解けたところで、一度「遠隔をやった店」の黒いイメージがついてしまったホールに足を運ぶ客はいませんよね。となると、復帰する際には店名を変更するといった、大規模なリニューアルが必須となります。その経費もバカになりません。そもそも、そのような遠隔システムを導入するためには莫大な費用を要するわけですし、店にとってみれば遠隔装置の導入はあまりにコストパフォーマンスが悪いのです。

実は数年前、「遠隔操作」の実態についてホール店長に取材をしたことがあります。当然どの店もやってませんでしたし、どこの店の方も口を揃えて「営業停止を喰らうことを考えたら遠隔のメリットはない」と話していました。

あと余談ですが、店の方は仮に遠隔操作を行うとしたら、「ハズれるように操作するのではなく、大当たりさせるように操作したい」とも言っていました。これは、大ハマリを喰らっている客があまりに可哀想だから……という慈善的な理由と言うよりは、ホールにとっては黒字をコントロールすること以上に、計算どおりに赤字を出す=あらかじめ決めた額の通りに出玉をお客に還元することのほうが難しいからなんでしょうね。

パチンコを打っていると、予想以上の大ハマリを喰らったり、逆に信じられないくらい勝つこともあります。なかなか確率通りには当たってくれないのがパチンコですよね。それはホールにとっても同じこと。せっかく客を集めるために玉を出す準備をしても、意図した通りに勝ってもらえないのは困りますもんね。

厳しい言い方をすれば、負けている理由を「店が遠隔しているからだ!」と言っているうちは、パチンコの腕は上達しません。勝てない理由を他者ではなく、打っている自分の側に見いだそうとすることこそ、勝利への第一歩なんじゃないでしょうか。

偉そうなこと言いましたが、私もしょちゅう「私の台にだけ乱数が入っていない」と愚痴ったり、防犯カメラに向かって「そろそろ当てろ」とアピールすることありますけどね(苦笑)。

それでは、みなさんが勝てますように! GOOD LUCK☆


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