アドリブ兄「パチ&スロ 軍資金3000円で巨万の富を目指す男」
第9回 パチンコわらしべ大作戦アゲイン!!

 日刊大衆をご覧の皆様、九度目まして! さぁ、たったの3000円を元手にパチ&スロを打って巨万の富を掴みとろうとする、希望に満ちあふれたコラムのお時間ですよ! 現実がたとえ8戦1勝7敗で、負け額トータルがなぜか-64500円であっても、後ろを振り向いてる場合じゃないことに気が付いた2015年年末。改めましてこんにちは、現実逃避が大好きなアドリブ兄と申します。

 前回は、大当たりしやすい機種から出玉を増やしつつ、甘デジ→ライトミドル→MAX→豪邸の主人……というルートをたどる「わらしべパチンコ大作戦」を敢行するも、一番最初の甘デジからつまずいてハネモノのパチンコに逆わらしべ。そこからぼちぼち当たったものの結局は敗北……わらしべ作戦なのに何ひとつステップアップできないで終わってしまいました。

 ただ、このわらしべ大作戦。個人的にはかなりしっくりきました。負けはしましたが、ここを磨いていけば手堅く勝利を積み重ねることができるんじゃ? となんか手ごたえを感じたんですね。まず、前回296玉(=約1000円分)でハネモノを当てた実績があるので、今回のわらしべ大作戦ではハネモノからスタートし、甘デジ→ライトミドル……とステップアップしていくのがベストだと考えます。

 ハネモノは少ない投資でも大当たりできる、非常に遊びやすい機種。まずはこのハネモノで2500玉(=約1万円分)を目指します。そこから大当たり確率が約1/99の甘デジへ。もしもそれ以上出るようならば、甘デジ飛ばしてライトミドルなんて選択も全然アリ。うん。何にも無理してない自然な作戦。さすがにこれならイケるんじゃ?

 さっそくホールへ足を運び、何を打とうかと悩みながらハネモノコーナーにたどり着くと、ある機種をクローズアップした大きいポップを発見します。その機種とは『餃子の王将3 メガ盛7000』。見てみると5台中4台が稼働していましたが、偶然にも空席が1つ。新台の空き台ってチャンスじゃん! まったく台の予備知識はなかったものの、吸い寄せられるように着席。台横にある機種説明のプレートを見てみるとこの機種、大当たり出玉がなんと約7000発!! さらに、大当たり終了後に発生する「おかわりタイム」で引き戻しできれば、その7000発が連チャンしちゃうこともあるとか!!

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(C)(株)王将フードサービス

 これ、1回当たっただけで一気にライトミドルで勝負をかけられるレベルじゃない! それでは巨万の富を現実にするための第一歩、いきます!(17時58分)

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 波に乗るも乗らないも、最初の1000円にかかっていると言っても過言ではないですからね。ここで当たってしまえば今日はイケるはず! よし、言ってるそばからヘソに玉が入って役物をくぐりぬけ、辿り着いた先の穴にイン! よっしゃ当たっ……ん? なんかデジタルの数字が回ってますけども!? そして何事もなかったかのように、静かに止まる数字を見て記憶が蘇ります。

 ……そうだった。過去、『餃子の王将』シリーズを1回しか打ったことがないので思いっきり忘れていました。このシリーズはまず役物があり、その先の穴(=スタートチャッカー)に入ればデジタルが回転。ここではじめて他のパチンコのように、一定確率の大当たり抽選を受けるというわけなんです。この『餃子の王将3 メガ盛7000』でいえば、数々の難関(役物)をクリアしたその1玉で、大当たり確率1/35.8の抽選をくぐり抜けなければならない。

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 あれ? 冷静に考えてみるとこれってかなり当たりにくいんじゃないの? ハネモノコーナーにはあるけど、中身はもしかしてとんでもない確率の台なんじゃ……? 不安になってスマホで調べてみると、「役モノトータル確率は約1/14」と書いてある。これってつまり、ヘソに玉が入ったうちの14回に1回がスタートチャッカーの穴までたどり着けるってことでしょ。てことは、電卓で計算してみると……どうでしょう。役モノ確率約1/14×大当たり確率1/35.8=1/501.2じゃないの! あらやだ!!(主婦のノリで)

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