その中国は9月3日、北京の天安門広場で抗日戦勝70周年の勝利を祝い、軍事パレードを挙行。アメリカと覇権を争う“赤い大国”が軍事力をアピールしたが、その席には韓国の朴槿恵大統領の姿があった。「西側諸国の首脳らがいない中、朴大統領だけが参加したことで韓国は完全にアメリカの信頼を失いました。ところが、その後、韓国国内で朴大統領の支持率が猛烈に上昇したんです。しかも、その理由が、パレードの席次がロシアのプーチン大統領に次いで2番目だったからだというんですね」と語るのは、時事通信社のソウル特派員を務めたジャーナリストの室谷克実氏だ。いくら抗日戦線の記念式典とはいえ、外交への影響を考えずにノコノコ出席した朴大統領もさることながら、席次が2番だっただけで浮かれる国民もいかがなものか。

「そんな韓国の程度の低さを露呈させたのが、MERS(マーズ=中東呼吸器症候群)コロナウイルスの大流行でした」(室谷氏) 5月20日に韓国初の感染者が確認されて以降、施設や自宅に隔離された人の数が日ごとに増加。7月28日の韓国政府による“終息宣言”が出されるまで180人以上もの感染者が出る異常事態となったが、初動対応はお粗末そのもの。たとえば、ソウル市在住のMERS感染の疑いがある51歳の女性が自宅隔離の状態を脱け出し、ゴルフ三昧。保健当局の管理不行き届きが糾弾されたが、MERSの恐ろしさを知るはずの医師までもが、「自宅隔離対象とされた医師と、その妻がフィリピンへ出国していたというんですから驚きです」(前同)

 まさに、“アホバカ”。こうしてMERSを海外に撒き散らし、世界の“嫌韓”に拍車がかかった。「数が多すぎてマスコミもいちいち報道しませんが、海外で韓国人は相変わらずの鼻つまみ者。いろんな国で、看板にはっきりと“韓国人お断り”と書かれています」(旅行誌ライター)

 今年、海外で目にした一例を挙げてもらうと、「飲食店で自分の舌に合わない味だと、怒鳴るような声でクレームをつけ始めるんです。韓国では“クレーム文化”が定着していて、大きな声で何か言えば、交渉事が有利になると錯覚しているんですよ」(前同)

 海外で鼻つまみ者になっているのは中国人も同じ。「うちの店の前で子どもに平気で立ち小便させるんです。注意しても、“どこが悪いんだ?”という態度だから、困ってしまいます」(京都の食堂従業員) 地方中国人のモラル低下は今に始まったことではないが、特に「食」に関するものはひどい。「昨年の9月以降、上海市などでアヘンの原料であるケシの粉末(ケシがら)を食品に混入する飲食店が相次いで摘発されました。目的は、客を薬物中毒にし、リピーターとするため。そんな中国でも、今年を象徴する“食害事件”といえば、中国人に人気のタピオカミルクティーでしょう」(前出のビジネスマン)

 10月、青島市内の店でタピオカミルクティーを飲んだ客の一人が体に違和感を覚えたため、病院で検査。CTスキャンで撮影すると、胃の中に無数の白い点が映ったが、その正体は、なんとゴム。タピオカの卸元の社員が靴底や古タイヤを原料にしたと証言し、真実が判明したのだ。ゴムがタピオカ代わり!? オェェェェ!

  1. 1
  2. 2
  3. 3