人柄の良さも魅力だが、意外な面を指摘するのがTV美女研究家の八木晶王氏。「スポーツ選手は子どもの頃から運動一筋で、一般常識が身についていない人も多い。でも、彼女は違う。スーパーエリートなんです」

 12歳の頃からゴルフを始めたというのだが、「当時から勉強もものすごくできた神童で、周囲からは“ゴルフより勉学に専念してほしい”と、かなり説得もされたそうです。それこそ、大統領になってもおかしくない優秀な人材なんです」(前同) だが、彼女はゴルファーの道を選んだ。08年に韓国ツアーデビューを果たし、2年後には賞金女王に。11年からは日本ツアーに参加。むろん、挫折もあった。「イ・ボミの弱点はパットでした。賞金ランキング3位だった14年も平均パット率は16位と、まあ、ヘタクソだったんです(笑)。しかし翌年には、なんと平均パット率が1位。女王戴冠の原動力となりました。懸命に努力して改善してきた証拠です」(ゴルフ誌編集者)

 かくして賞金女王に輝いたのだが、そこには彼女の“父親への愛”があった。「イ・ボミはお父さんと二人三脚で頑張ってきたんです。その父が14年の夏に他界してしまった。彼女は闘病中のお父さんと交わした“賞金女王になる!”という約束を果たすため、並々ならぬ覚悟で練習を積んできたんです」(前同) こうしたエピソードも世のお父サンたちの胸を熱くさせているのだろう。彼女が韓国のイメージを限りなく良くしているのは間違いない。そして、イ・ボミ自身が誰よりも日韓の友好を心から願っている。「靴ヒモの片側を白で、もう片側を赤(ピンク)にしたりします。彼女は、それを“日本と韓国の両方が好きという気持ちを表すために”と語っているんです」(前出のゴルフ誌記者)

 前出の八木氏が言う。「日本のアニメが好きな中国人や韓国人は“反日感情”を持っていないんです。同様に、イ・ボミブームが日本の嫌韓に歯止めをかける可能性は高いと思います」 強さと柔らかさで心を温かく溶かし、美人ゴルファーは日韓の懸け橋になる!

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