――うまいなぁ~。

おの:もし、チャンスを逃して他の売り子から買われたときも“ええ~? あの子から買っちゃったんですかぁ。次は絶対、私から買ってくださいね。すぐに来ますから”って(笑)。

――小悪魔だなぁ~。そんな誘惑をしていたら、ナンパもされるのでは?

おの:たまーに、お札の下に名刺を忍ばせてくるお客さんはいらっしゃいましたけどね。でも、私たちも常に監視されているので。

――え、そうなんですか!?

おの:はい。売り子以外に、チェッカーと呼ばれる人たちがいるんです。どの売り子が何杯ぐらい売っているかとか、お客さんと長く話しすぎていないかとか、常に見張られているんです。だから、変なことはできないんですよ。

――それは知らなかった。お客さんがナンパしていたら、バレるんですね?

おの:ですね……私たちもチェッカーさんから“あのお客さんに何か言われた?”と聞かれるんです。

――恐るべし、チェッカー。とはいえ、おのさんみたいなかわいい売り子さんがいたら気に入られたいのが男というもの。どういうお客さんが好かれるんですか?

おの:うーん。やっぱりとにかく買い続けるしか(笑)。私たちも常連さんの顔はちゃんと覚えていますから。

――そのうえで、チェッカーの目をかいくぐり、連絡先を渡せばいいんだね。

おの:それが一番ですね。

――勉強になりました。そんなビールの売り子から芸能界入りしたおのさんは、今度フジテレビが放映する格闘技番組『RIZIN』のアシスタントを務めるんですよね(このトークは2015年に行われました)。

おの:はい。総合格闘技のお仕事は初めてなんで、今、猛勉強中です!

――気になる選手は?

おの:一度インタビューさせてもらったのですが、ギャビ・ガルシア選手ですね。

――知りませんでした。どんな選手なんですか?

おの:ブラジル出身の柔術家で女性なんですけど、ほんと怪物みたいなんです。身長188センチで体重は減量して、今93キロと言っていました。二の腕なんかは私の太ももよりも太くて。

――こええ~。

おの:でも、お話させてもらうと、しゃべり方もすごくかわいらしくて、性格も女性らしい一面があって大ファンになっちゃいました。

――へえ~。大注目ですね。

おの:はい。ぜひ、みんなで応援しましょう!

――おのさん自身は格闘技をやらないんですか?

おの:格闘技の経験はないけど闘争心は強いですよ。学生の頃はバスケットボール部に所属していました。バスケは格闘技といわれるぐらい激しいんですよ。

――おのさんも激しい?

おの:おらあ! とかよく怒鳴っていました(笑)。

――意外な一面! ビールの売り子時代のかわいい声からは想像がつかない。

おの:ウフフ。

――最後に、かわいい顔して闘争心がめちゃくちゃ強い、おのさんの2016年の目標を聞かせてください。

おの:2015年はバラエティにも出させてもらったり、演技の仕事にも挑戦させてもらったり、初めてのことが多かったんです。そのおかげで、だんだん自分が本当にやりたいことも見えてきました。2016年は、自分が見つけたやりたいことを実現できるように頑張っていきたいです!

 いい意味で、普通の女の子っぽく、とても親しみやすい雰囲気だった、おのののかさん。初の写真集で見せてくれている“ナチュラルな素顔”にも注目ですぞ。

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