さて、あまり馴染みのない台かと思われますので簡単に説明しましょう。まず、手打ち式のハンドルで盤面中央の「GO」を狙い、中央の穴に入れば大当たりという、とてもわかりやすいゲーム性(左右の穴に入ると小当たり)。

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 また大当たり中は、チューリップが2回の入賞で閉じますが、手順通りに入賞させれば最大14連動が可能で、うまくいけば210玉を獲得できます。しかも、脳科学者の方が「脳トレにも最適」と評価してるんですって! 「脳トレしながらお金が増えるとか最高じゃんか……」。 頭の中がすっかりお花畑状態でホールへ向かい、『昭和物語』の置いてあるコーナーに到着。

 すると!! 一番最初に目に入ったのは台ではなく、手袋をして遊技している“猛者たち”の姿。しかもみんな、ドル箱を使っているんですけど……!! 最大210玉獲得の台でドル箱積んでるって何!? これって……もしかして、ほんとにかなり甘いんじゃないの!! 「俺だって……俺だって出せるに決まってる!」と奮い立って着席。実戦スタート!!

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 で、この台。打ち出しの時に音がするのですが、猛者たちが涼しい顔をしながら「ポキュン、ポキュン、ポキュン……」と、まるで普通のCR機のように一定のタイミングで打ち込んでいるのに対し、一方の自分は「ポキュン…………ポキュ(打ち出しが弱く玉が戻ってくる)………ポキュンッ(打ち出しが強すぎて右打ちみたいになる)」と、たどたどしさ全開。

 確かにハンドルの握り方だったり玉の弾き方を変えると、強弱をつけれるのですが……かといって毎回同じ打ち方ができるかというと、自分の技術じゃ答えはNO。一カ所を狙って打ち続けるなんて到底無理!

 よし、ここは猛者たちがどこらへんを狙ってどうハンドルを握っているのかを横目でこっそりと盗み見……。「初心者なんかじゃない、オレも猛者なんだぜ? オレは一周して手袋使わなくても大丈夫なんだぜ?」ばりに打ち方をマネして、涼しい顔で打ち続けます。……が、表面上は強がってたものの、心の中では飢えたライオンの群れの中に放り込まれた兎のように怯えながら打っておりました……。

 そしてかなりの無駄打ちを挟みつつも投資1000円で大当たり。えっ、大当たり!? ハードル高そうに見えたけど、あれ……これ本当に勝ちやすいんじゃ!?

 さぁ、あとは手順通りに入賞させれば……ってこれが難しすぎる!! どこらへんを狙えばどう転がる、とか以前に、そこを狙って玉を打ち込めない!! 最大手順どころか、すぐに大当たりが終わって申し訳程度の出玉が出てきます。

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でも、この感じなら……粘ればイケるかも? と、感触を掴んだのも事実。さぁ、この調子でコツコツいくよ!!

……でも、すぐに気付いたんです。狙って打てないから、偶然を待つしかないことに! その後、小当たりは何回か取りましたが、大当たりは1回しか取れないまま3000円がなくなり、無念のフィニッシュ。

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 席を立つと、ちょうどシマ一番の当たり台が空いたところで、その台のデータランプ見てみてビックリ!!

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221回ってなんだよ(笑)。打ち手の差を思い知らされたのと同時に、3000円で今よりもかなり長時間遊べていたことに気付いて「こういう遊び方もたまにはいいなぁ」と思ったのでした。

プルルルル……プルルルル……
「編集のBだけど」
「お疲れさまです! いやぁ、たまにはのんびりこういう台もいいかもしれませんね」
「あ、『昭和物語』打った? じゃあやっぱり勝ちやすかったんだ?」
「いや、負けましたけど」
「……プチッ(電話を切る音)」
ップーップーップー……

今回のギャラ:-3000円
今回の反省点:手打ちパチンコには「手袋」必須

(次回に続く!?)

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