その逆、絶対に勝つ、勝てると120%の自信で臨んだダンスインザダークとの「日本ダービー」では、まさかの2着。歯ぎしりをするほどの悔しさ、勝負事の難しさ、競馬は最後まで何があるか分からないということをあらためて教えていただきました。後を引き継ぐ者のひとりとして、これからも競馬のすごさ、愉しさ、厳しさ、面白さを、ひとりでも多くの人に伝えたいと思います。

 気持ちを新たに、今週末に行われる競馬です。中山、阪神に中京が加わり3場開催となる3月12、13日は、4つの重賞レースが行われる予定ですが、この中で僕が参戦するのは、13日、阪神競馬場で行われるGII「フィリーズレビュー」(芝1400メートル)。3着までに優先出走権が与えられる桜花賞のトライアルレースです。

 99年フサイチエアデールは、中段からの差し切り。2度目、07年のアストンマーチャンは3番手からの競馬で後続を突き放し、3度目、一昨年のベルカントでは、内ラチ沿いの4番手から直線で抜け出し、勝利を挙げています。

 今年、僕のパートナーを務めてくれるキャンディバローズとは今回が初めてのコンビになりますが、スタートセンスの良さと、直線でしっかりと伸びてくる末脚はかなりのもの。本番・桜花賞に向けて、内容のあるレースをしたいと思います。ご期待ください。

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