この日は、ドバイターフに挑んだ矢作厩舎のリアルスティールも優勝。「今までの悔しさが今日につながった」と、矢作芳人先生が号泣したように、日本馬の強さを見せつけることができたと思います。
このいいムードを今週末から行われる3歳クラシック戦線につなげなければいけません。その第1弾「桜花賞」で、僕のパートナーを務めてくれるのは、レッドアヴァンセです。ここまで5戦4勝2着1回、C・ルメールが騎乗するメジャーエンブレムの1強か? それとも、ケンイチ(池添謙一)が手綱を取る、3戦3勝のシンハライトと、M・デムーロが乗るジュエラーを加えて、3強になるのか!?
いろんな声が聞こえてきますが、この時期の3歳牝馬は、まだまだ不確定な要素が多く、レッドアヴァンセにも間違いなくチャンスはあります。過去5年で、1番人気の馬が優勝したのは14年、ハープスターだけ。昨年は、5番人気のレッツゴードンキが優勝。2着は7番人気のクルミナルでした。
どの馬が優勝するのかは神のみぞ知るですが、初めて競馬を見るという方にも、“競馬って面白い”と思っていただけるような好レースをお見せします。
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